車椅子バスケットボールとの出会い

12月4日~10日が『人権週間』ということで、人権啓発に取り組んでいる方々にうかがった1週間。

最終日は、鹿児島県車椅子バスケットボール連盟、事務局長の石原禎人さんに話をうかがった。

 

実は、先月開催された「MBCラジオまつり」の会場でも

、車椅子バスケットボールを体験できるブースが設けられ、えっちゃんも競技について知る機会があった。

誰でも車椅子バスケットボールに参加できるということを、

「ラジオまつりの会場で初めて知った」という多くの声を耳にした、えっちゃん。

事実、車椅子バスケのメンバーは、普段から車椅子を利用する人のほか、歩行が可能な人もいる。

また、健常者プレイヤーも増えていて、九州には約10チーム、鹿児島にも1チームの健常者チームがある。

 

石原さんも健常者プレイヤーの一人で、しかもバスケットボール自体、競技経験がなかったそうだ。

そんな石原さんが、車椅子バスケットボールに出会ったのは2008年。

言語聴覚士として石原さんが勤めている病院の、同僚に誘われたのがきっかけだった。

当時は競技人口が少なく、5人対5人のゲーム練習ができないということで、健常者プレイヤーとして参加した。

そもそもスポーツにあまり興味がなかった石原さんだが、

「障害者・健常者にかかわらず、全力でぶつかれるスポーツがあるんだ!」・・・と、魅了された。

 

現在、鹿児島には、老舗チームの「鹿児島スポーツクラブ」、石原さんの率いる「薩摩ぼっけもん」、健常者チームの「ナフティ」(やんちゃ坊主という意味)の3チームがある。

車椅子バスケットボールの魅力をもっと発信して、競技人口を増やしていきたいと話す石原さん。

12月24日(日)には、ハートピア鹿児島で子どもたち向けの体験教室を開催する。

(申し込みは「鹿児島県車椅子バスケットボール連盟」HPから)

夢は、2020年の鹿児島国体・全国障害者スポーツ大会で良い結果を残すこと。

目標に向かって共に汗を流すメンバーは石原さんにとって家族のようなかけがえのない存在である。

 

12月8日10時40分ごろ放送 「たんぽぽ倶楽部」 海童が行くより)

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