TOYOTA街角ステーション「福元かしわ店」
今週もお聞き頂きまして、ありがとうございました。
トヨタ街角ステーションレポーターの鶴園直子です😀
今回はスタジオから、ドライブ途中におすすめのテイクアウトグルメをご紹介しました!
お伺いしたのは、
薩摩川内市西向田町にある「福元かしわ店」です。
かしわ店というお名前の通り、
鶏肉を使ったお惣菜が並ぶお店です。
今年の2月に移転オープンしたばかりのピカピカの店内は、
グリーンを基調とした内装になっていて、
とてもさわやかな店内。
ショーケースにはからあげに、串に、ごてやき、塩焼きにみそ焼き、鶏さし、
からあげだけでも、ももや手羽、すなぎもや皮、なんこつなど、いろんな種類があってとても楽しいです。
このからあげは、川内市民の皆さんのソウルフードとも言える、ふるさとの味になっています。
このお店を切り盛りするのは、2代目のご主人、福元浩二さんです。
お店が出来たのは昭和38年。
まだ鶏肉が貴重な時代、
先代のお父さんが農家さんを1件1件回って、
庭先で飼っているような鶏肉を分けてもらい、
それを川内のお肉屋さんに卸売りをしながら、お店を開いたのが始まりなのだそう。
一時は、1階でお店をしながら、2階で水炊き屋さんをしていた時代もあったのだとか。
その頃に一緒に働いていた、水炊き屋の板前さんと先代のお父さんが考えたのが、
今もお店を支えている、お店1番人気の唐揚げやごてやきの基礎となっているようです。
そんな福元かしわ店で、この時期、特にクリスマス・年末年始に大人気なのが「ごてやき」。
普段の平日でも午前中には売り切れてしまうことがある人気のお惣菜なんですが、
クリスマスには、1日で1200本以上を売り上げるそう。
こちらのごてやきの特徴は、
ごてやきという名前でありながら、焼いていないこと。
通常はたれに漬け込んで、オーブンで焼く方法が一般的だと思うんですが、
こちらのごてやきは、鍋で長時間煮て、いりあげています。
ごてやきというよりは、ごて煮ですね!
使う鶏肉は、鹿児島県産ハーブ鶏の骨付きもも肉。
えさにこだわって育てられている鶏で、
ハーブを加えた新鮮なえさで育てられているので、くさみがなくて、うまみがたっぷり!
お肉の中の部分の香りが違います。
私も初めて頂きましたが、とにかくお肉がおいしいです。
くさみがなくて、こあじがあって噛めば噛むほどに味わい深いです。
こくのあるしょうゆベースの甘辛いたれがたっぷりからんで、
また、お肉がぷりぷりしていて、ふっくら柔らか。骨からほろりと、ほどけるような感じ。
このやわらか食感の秘密は、「蒸らし」。
ある程度煮上がると、
味がまんべんなくいきわたるよう、皮目を下に返しながら、さらに煮ていくんですが、
時間がたつと、たれが濃くなってしまうので、
途中で水を少し足して、お肉を蒸らしながら、さらに火を入れていきます。
もうこの段階になると、お肉がとても柔らかくなって、トングで動かしただけで骨がスポンと抜けて仕舞うほど。
そうやって煮あげること1時間。
表面は肉汁とたれが混ざって、トロリとした食感になって、
中まで味がしみしみ!お肉はとてもやわらかく仕上がります。
最後にとろとろのたれをたっぷりかけて完成です。
素材にこだわって、とにかく手間ひまかけて作られるごてやき。
肉汁が溶け込んでいる甘辛いたれがしっかり馴染んで、
またもう1本食べたくなります(笑)
「とろとろごてやき」、皆さんも1度召し上がってみてはいかがでしょうか?
<場所> 薩摩川内市西向田町。
国道3号線向田交差点から1本入った通りに、プラッセ食品館向田店があるんですが、こちらの裏手にあります。
水色に白の水玉模様のかわいい看板が目印です。
<営業時間> 朝10時~お昼1時/お昼3時~夜7時(なくなり次第閉店)
<定休日> 水曜日と、第1・3火曜日
<お値段> 1本 248円
<お問合せ> 0996-22-2436