1300年前から受け継がれる伝統行事「佐多の御崎祭り」

南大隅町佐多で、17日(土)・18日(日)に行われる「佐多の御崎祭り」

実行委員長の神川和昭さんに伺った。

祭りは、佐多岬にある御崎神社の“妹神様”が、

約17キロ離れた郡の近津宮神社の“姉神様”に、正月の年始挨拶にいかれるというもの。

 

妹神様をのせた神輿は、笠鉾に先導されて7つの集落をめぐり、

2日間をかけて姉神様の元へ向かう。

道中、「どんひら坂」と呼ばれる最大の難所を通らなければならない。

獣道のような勾配が急な細い山道を、神輿を担ぎながら若者たちが下る。

重い神輿をひっくり返さぬよう、バランスを保ちながら下るのは、至難の業だ。

 

約1300年前から受け継がれ、2005年には県の無形民俗文化財に指定された。

 

17日(土) 7:00御崎神社出発 ~ 15:00旧郡小学校の仮宿着

18日(日) 13:00旧郡小学校出発 ~ 15:30終了

 

出店も並ぶ予定で、伝統を感じつつ楽しめる2日間になりそうだ。

南大隅町が舞台の2019年春公開予定映画「きばいやんせ!私」にも、

御崎祭りの様子が出るとのことで、当日は少し映画の撮影も・・・!

 

映画を機会に、南大隅の魅力が発信され、町が活気づいていくのが

神谷さんたち南大隅の方々の願いだ。

問い合わせは、南大隅町教育委員会 TEL.0994-24-3143

 

2月15日(木)11時40分頃放送「たんぽぽ倶楽部」たんぽぽお出かけ隊 より

関連記事一覧