【はじめてスマホ】#1 こどものスマホは《フィルタリング》で安心に
新入学の季節、お子さんに「初めてのスマホ」を購入するご家庭や、お孫さんにスマホをプレゼント・・・なんてご家庭もあるかもしれません。
また、学校で「タブレット」を使った授業が始まり、インターネットに触れる機会が増えたお子さんもいるかもしれません。
「初めてのスマホ・インターネットで気をつけるポイント!」は?
スマホの学校持ち込み、文科省も「条件付きで容認」
昔は、学校に携帯(スマホ)を持っていくのは禁止!でしたが・・・実は、2020年からは「学校へのスマホの持ち込み」について、中学校以上は「条件付きで容認する」という方針に変わっています。
文科省は2020年に、全国の教育委員会や学校に対し以下のような内容を含む通知を出しました。
(2)中学校
① 携帯電話は、学校における教育活動に直接必要のない物であることから、中学校においては、学校への生徒の携帯電話の持込みについては、原則禁止とすべきであること。
なお、その際、上記(1)小学校の②に示したように、個別の状況に応じて、例外的に持込みを認めることも考えられること。
あるいは、学校又は教育委員会として持込みを認める場合には、下記(2)の②に示すように、一定の条件のもとで持込みを認めるべきであること。https://www.mext.go.jp/content/20200803-mxt_jidou02-000007376_2.pdf
「学校における携帯電話の取扱い等について(通知):pdf」文部科学省ホームページより
※保護者の要望が多かったり、部活動や塾で帰宅が遅くなる過程も多くなったため居場所を知らせる手段として「スマホの学校持ち込み」が条件付きで容認する方針に。
総務省の調べによると、2020年、日本国内でスマートフォンを所有している世帯の割合が86.8%とのことです。
少し前ですが2017年の内閣府の調査では、「スマートフォン」の利用は小学生では29.9%、中学生では58.1%となり、高校生では95.9%です。
また、インターネットの利用者の割合を見ると13歳~19歳で9割を超えていて、小学生~高校生の世代を観ても「スマートフォン」そして「インターネット」の利用は、すでに生活の一部だということがわかります。
違法・有害なサイトから守ろう《フィルタリング機能》
子どもなど未成年者がスマホを持つ場合は、「フィルタリング機能」を使いましょう。
以前デジナビでも紹介しましたが、スマートフォンの購入時に、アダルトサイトや不適切なサイトを利用できないようにブロックする機能です。
また、有料アプリや課金アプリなどを勝手に購入できないように設定することもできます。
ドコモ、au、ソフトバンクなど各キャリアで「安心フィルター」や「安心サービス」などのサービス名でありますので、まずは購入時に窓口で聞いてみてください。
大手キャリア以外をご利用の場合もフィルタリングサービスがありますし、端末本体でも設定もできます。
端末での設定方法(iPhoneの場合)
- 「設定」アプリの中の「スクリーンタイム」メニューを開く
- 「コンテンツとプライバシーの制限」(禁止マークのアイコン)を開く
- 「コンテンツとプライバシーの制限」トグルボタンをON(緑)にする
- 制限するコンテンツのメニューを選び、詳細を設定する
コンテンツごとの詳細設定画面では、「不適切な内容」を表示しないであったり、「映画は12・15・18禁」などの年齢制限似合わせて「表示する・しない」など細かく設定できます。
アンドロイドのスマートフォンの場合は、ネットを見るためのブラウザや、アプリを設定する「グーグルプレイ」など、コンテンツごとの設定が必要です。
スマホ・インターネットを安心して活用するために
スマホは、子供が家族以外とも簡単につながることができる便利な機器な反面、安心安全に使うためには親も「スマホの機能を理解する」必要があります。
安心して活用するために、親子で「フィルタリング」について学んでみてくださいね。