「薩摩焼フェスタ」 県民交流センターで29日から
11月29日(水)~12月3日(日)「第28回薩摩焼フェスタ」が開催される。
今回のテーマは「焼酎を楽しむ薩摩焼の器展」。
そこで今週は、実行委員の薩摩焼共同組合のみなさんに電話をつなぐ1週間。
トップバーターは、理事の海江田建志さん。
海江田さんは陶芸家になって今年で22年。働き盛りの47歳で、脱サラ。現在69歳。
芸術好きの海江田さんの陶芸家への転身に、奥様の反対はなかったとか。
退職金をほとんど全部使って、窯や小屋を作った。
思いが込められた窯は、隼の風と書いて、隼風窯(はやせがま)。
「布目」…布をおしあてて、跡を残す技法と、
「粉引き」…白い化粧土を焼き物の上に施して、その上に線書き、それから着色、釉薬をかけるといった技法が特徴だ。
薩摩焼フェスタでは、とっくりや、ぐいのみといった400点ほどのあたたかい作品が並ぶ。
初めて、空吸(そらきゅう)といって、糸底のないおちょこも作った。
えっちゃんの「これから、やってみたいものは?」の問いに、
「もっと自分らしい作品に表現するということをやっていきたい」と海江田さん。
陶芸への熱い思いは、ずっと続く。
海江田さんに会いたい方は、ぜひ、フェスタ会場となっている
かごしま県民交流センターへ。