ととナビvol.347 キホウボウ
今日は、ちょっと変わった乗り物の写真からご覧ください。
大きなハンドルが水平についた、まるで遊園地の乗り物のようなこの車はターレ
魚類市場で、魚を運ぶための車です。狭いところを走り回るので、前後左右、とても小回りがききます。
よく見ると、シートがありませんね。。。実はこのターレ、立って運転するんです。ただ、平坦なところはいいのですが、でこぼこがあると転倒して危険なんです(シートがないということは、シートベルトもついていませんので)。
現在改装中の鹿児島の魚類市場、建物はきれいになっていますけど、地面にはまだでこぼこがあるので、早く平坦になるといいですね。
次はフォークリフト ☟
正面に2本の角が生えた車(青いコンテナのところに「フォーク」が)で、ターレよりも力強く、例えるなら、ターレがテントウムシで、フォークリフトはクワガタムシってところでしょうか。
さて、なんでこんな話をしているかというと、「実は鹿児島の深海の底にもフォークリフトがいる!」・・・というお話をするため。
それは、キホウボウ という魚です。
口(というか鼻というか)先にフォークが・・・!?
先月は、ヒゲキホウボウを紹介しましたが、これはキホウボウ。大富先生が、「深海底のフォークリフト」と呼ぶ魚です。
大富先生:「でもこれ、食べられるんです。この魚は大きくても15cmくらいで、かたい骨板に覆われていますから、煮たり焼いたりは難しいです。でも、そういう魚は揚げればいいんです。かわいい深海底のフォークリフトも、鹿児島の「うんまか深海魚」ですよ。
シルエット(影)まで込みでナイスです!