TOYOTA街角ステーション「鹿児島菓子舗山下」
🎍皆さま明けましておめでとうございます!🌅
トヨタ街角ステーションレポーターの、鶴園直子です。
今年も楽しいドライブ情報、おいしいテイクアウトグルメをご紹介してまいります。
今年もよろしくお願いします!
いつも毎週木曜日にお送りしていますが、特別番組放送のため、放送日が今日となりました。
さて、
今年最初のテイクアウトグルメは、寒いこの時期にぴったりの、冬のお菓子をご紹介しました。
今回伺ったのは鹿児島市新屋敷町、
鹿児島中央警察署近くにあります「鹿児島菓子舗山下」。
創業から77年になる老舗のお菓子屋さんです。
現在は、東京や福岡で長く修業をされた、3代目の山下秀一郎さんが中心となって、
お店の歴史を守り続けていらっしゃいます。
先代の頃から愛され続ける和菓子や、
洗練されたデザインのきれいなケーキ🍰、
オリジナルのアイスクリームなどが並んでいるんですが、
山下さんは焼き菓子がお得意とあって、
焼き菓子の豊富さもこちらの特徴だと思います。
今日はその焼き菓子の中から、
今日のように寒い日にぴったりの、冬のお菓子をご紹介します。
それは、
フランス🇫🇷 アルザス地方で冬の時期親しまれている伝統菓子
「ベラベッカ」というお菓子です。
手の指をまっすぐ揃えた位の大きさで、
色はビターチョコレートのような真っ黒。
洋梨やくるみ、ピスタチオなどのドライフルーツやナッツがぎっしりとつまった、
スパイスとキルシュの香り豊かな、年末年始の伝統菓子です。
別名「洋梨のパン」とも言われているそうですが、
ドライポワール(洋梨のドライフルーツ)が入っているのが特徴です。
元々は、フルーツの収穫が減る季節にも、
果物を楽しめるように作られた冬場の保存菓子なんですが、
冬の寒い時期に食して、体を温めて楽しむようなお菓子。
先月ご紹介した「シュトーレン」と似ていますが、
生地を楽しむシュトーレンとは対照的。
生地感はほとんど感じません。
ドライフルーツをギュッと固めたような食感です。
山下さんが手掛けるベラベッカは、
古典的なベラベッカで、
仕込みの方法など昔ながらの作り方にこだわっています。
洋梨やいちじく、プルーンやオレンジピールなど、数種類のドライフルーツや、
くるみやアーモンドなどのナッツを、
さくらんぼの蒸留酒「キルシュ」とスパイスで漬け込んで、
つなぎにイーストを使用したパン生地のようなものを練り合わせて、
焼きあげています。
食べると結構スパイシー!
シナモンやクローブの他に、
黒こしょうを加えて少しピリッと感があるのも特徴です。
スパイスは、
少量で味が全く変わってしまうので、
スパイスの入れ具合というのが山下さんの腕の見せ所です。
つなぎの生地はほんの少しなので、とても濃厚な味わいで、とてもリッチ!
5ミリ程度にスライスをして、
コーヒーや紅茶、ホットワインなどと一緒に楽しむのがオススメ!
チーズとの相性もいいのだとか。
パンチが強いお菓子なので、
チーズを楽しむような感覚でちょこっとずつ・・・。
大人な冬のお菓子です!
寒い冬、
温かい飲み物のそばにベラベッカを・・・。
皆さんも1度そんな冬の時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?
改めて場所のご紹介です。
<場所> 鹿児島市新屋敷町。鹿児島中央警察署近くの、城南通り沿いにあります。
<営業時間> 朝9時半~夜7時半。
(お正月三が日も、お昼11時からの短縮時間で営業されています!)
<定休日> 水曜日
<お値段> 1本(14センチ) 1800円
<お問合せ> 099-222-3576