今月はお箸についてです。
何時頃から私たちは箸を使っていたかですが、
箸を使うのは、日本、朝鮮半島、中国、ベトナムなどの限られた地域です。
しかも、その多くは匙つまりスプーンとセットで使うことが多く、箸だけで食事をするのは日本人だけだそうです。
そして、お箸は古事記が書かれる前から使われていたということがわかりました。
食事における箸と同様に大切なものは・・・
西洋料理では、箸に代わるものは、ナイフとフォーク。
そして皿。となれば、器です。
西洋料理は皿だけ、それに引き換え日本の食器は、形も素材も多種多様です。
みそ汁はお箸では掬えないので、汁椀から直接飲みます。
汁気の有るものを飲むために、器を口元まで持ってくることになりますから、
美しく持ち綺麗にいただくという作法が生まれました。
そのため、器は持ちやすい。
そして熱いものが中に入っている場合も多いので、
生まれたのが熱が伝わりにくい木で作る漆器や焼き物が生まれました。
ただ単に料理を盛るためだけではなく、芸術の域にまで達するようになったようです。
器にも、お箸にもその意味があるんですね。
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