毎月最後の週は、礼儀作法を教わっています。
今回は「物の受け渡し方」
例えば鋏を取ってもらった時、刃先が自分に向いていたらびっくりしますよね。
そういう基本の受け渡し方です。
先月お話した「物の持ち方」の所で、物を持つ時も身体の前で腕全体で指先まで丸くする気持ちでと
習いました。
受け渡し方もそういう感じで丁寧扱うことで粗相をしなくて済みます。
また、相手が受け取りやすいように渡すだけではなく、相手が受け取った後のことまで考えて渡しましょう。
そういうことがスムースにできれば好感度抜群ですね。
みちこ先生は間違ったことを話してはいけないと思い、礼儀作法の本を見ていたら、
ふと変なことに気づきました。
物を渡す時の具体的な絵が描かれてあるのですが、その絵の手が全部、左手なんです。
礼儀作法は昨日今日できたものではないですよね。
武士は左側に刀を差すことになっていたので、刀は右手で抜きます。
つまり、敵が斬りかかってきた時、右手がふさがっていては命を落とすことになるかもしれない。
だから男子は左手で物を持ち、そこに右手を添えるとなっているんですね。
最後に片手で渡せるものは、親指、人差し指、中指の3本の指で行います。
鋏などは手の脂が付かないように刃の部分に触ったりしないようにしましょう。
皆さんも再確認してみてください。
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