毎月、最終週は、江戸時代後期の子どもたちが5・6歳になったら先ず初めに勉強したという「小學」という本を教えていただいています。
今日は、柳比という唐に仕えた人が、自分の子どもたちを戒めた「家訓」からです。
5つあります。
1,毎日、何もしないで遊び暮らすこと。
2,自分自身を磨く勉強もしない、人の上に立つ場合の心得も勉強しない、先人の知恵を学ぶこともしない、偉人賢人の言動を知ろうともしないで、ただ、今、世間のあれこれを面白がる。
3,自分より優れた人を嫌い、自分にへつらう人を自分のまわりに集め、ただ戯れの会話にのみ、明け暮れている。
4,何をするでもなく、時間をのんびり過ごすことを最上として酒を嗜むことが貴族の子どもであり、仕事に精を出すのは俗物のすることだと卑しむこと。
5,高官即ち偉い地位にある人ですね、高官になりたくて、権力者にすり寄ったりすることである。
こんなことを5・6歳の子どもたちに教えていたって、昔の教育はなかなか実践的ですね。
柳比は言います。自分は多くの名門を見てきたが、いずれも祖先の忠孝、勤勉で倹約で築きあげていた。落ちぶれた名門は、全て子孫が頑固で愚か、軽率、贅沢、傲慢であった。名門を築き上げることは、正に天に登るようであり、落ちぶれて名声を無くすのは、羽毛を焼くようなものだ。お前たちはくれぐれも注意するように。
私たちみんなに通用することですね。
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