毎月最後の週は、就活中の大学生からの要望で「礼儀作法」を教えていただいています。
前回は「人間関係」でした。
これまで一通りの礼儀作法を教えていただき、毎回とてもためになっています。
でも、みちこ先生は、子どもたちに教えなければならない大事なことはいっぱいあるとのこと。また一から始めていきましょう!
みちこ先生は、先日ちょっと首を傾げることがあったそうです。
中教審の教員の働き方改革の緊急提言が発表され、提言には5つのポイントがありました。例えば授業時間数が多い学校には改善を促がし、学校行事の精選とか勤務時間のインターバルの導入など、それはそれで先生方のために早く実現されればいいなあと思いました。
ただ1つ、ちょっと違うんじゃないの?と思うことがあったそうです。
「保護者の過剰な要求に組織的に対応し、教育委員会も支援体制を構築すること」を要請したことです。
以前は、学校の先生は尊敬の対象で、先生に叱られたなんて言おうものなら「何をしたの?」ともう一度親から怒られた経験のある人は大勢いるのではないでしょうか?
今は逆に、学校に文句をいう保護者が多いと聞いたことがあります。
今すぐの問題としてはそうせざるを得ないので、そのこと自体には賛成なのですが、根本的な解決にはならないと考えるのです。
日本はかつて、「世界一、礼儀正しい国」として世界に知られていました。
「相手のことを考えて行動する」というような、かつての日本人ならみんなが出来たことが出来る日本にするための提言が必要だと考えているんです。
日本が「礼儀の国」として一番評価されていた江戸時代をお手本にしてお話しすると、江戸時代には、人混みの中でうっかり隣の人の足を踏んでしまったら、踏んだ人は勿論「ごめんなさい」と謝りますが、踏まれた方も「いえいえこんな人混みの中、私の方が気をつけるべきでした」と言ったそうです。
これって、江戸時代とか昔のこととか関係ないですよね!
お互いがお互いのことを考える、素晴らしい社会だったのですね。
この社会を今の時代にも感じることができる世の中になってほしいですね。
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