今週は、日本の偉人、熊本県出身の「北里柴三郎」をとりあげました。
1853年、熊本県小国郷北里村で生まれました。
満6歳から3年間、寺子屋で読み書き等を習い、9歳の時、母親の方針で小国から少し離れた伯母の家に預けられ、
2年に亘って四書五経の素読を受けました。
その後、母親の里で3年間に亘って私塾に通いました。この間、一度も家に帰っていません!
よりよい教育環境を求め、また柴三郎の心身を鍛錬するのが目的でした。
自慢の腕力に頼りがちなのを恐れ、また感情を抑え、同時に孤独にどう打ち勝つかの精神力を鍛えたかったようです。
凄いですよねー。
9歳から5年間の14歳まで、今で言えば小3から中2までです。
今の時代だと考えられないくらいの行動です。
その後、14歳から21歳までの7年間、熊本の藩校「時習館」と医学校に通い、熊本医学校ではオランダ医師
マンスフェルトから医学を学びました。
卒業の翌年1874年に、柴三郎は東京大学医学部に入学し、本格的に医学の道に進むことになりました。
その後、内務省衛生局に務めます。そこで夢中になったのが「顕微鏡」でした。
時間が許せばドイツの最新式の顕微鏡を覗いていたそうです。
1886年、33歳の時にドイツ留学の夢を叶えます。
結核菌やコレラの発見で世界的に有名なロベルト・コッホの元で研究することになったのです。
実験は時間との闘いで、寝食を忘れて没頭しました。ここを今の多くの子どもたちに解ってほしい部分です。
そして翌年には「破傷風」の純粋培養に成功し、1889年には破傷風菌の免疫体の発見、その血清療法を確立します。
小さい頃の子どもの教育の大切さ、それに顕微鏡。
子どもたちが何に興味関心を持っているのかを見極める、親の目が重要ですね。
今週は日本の偉人「北里柴三郎」を紹介しました。
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