今月15日に発売になる、みちこ先生の本「21世紀を生き抜く子どもたち」について伺っています。
先週は、人格形成の中の「仁」。
他にどんなことがあるでしょうか?
それは「勇」です。勇気の勇。
子どもたちの陰湿ないじめがなくなりません。
立場の弱い子どもを大勢でいじめるなんて、こんな悲しいことはありません。
鹿児島では「郷中教育」の中に「弱いものをいじめてはいけません」とあります。
江戸後期に日本に来た外国人は、日本人の思いやりとか、謙虚さ、勤勉さなどについて
最大級の言葉で褒めていると聞いたことがあります。
このような人格形成を教えたのは「寺子屋」です。
そして、武士階級は家庭でも教えていました。
それが次第に勉強が主体になり、今の子どもたちは「道徳」という時間が1週間に1時間しかありません。
渋沢栄一が100年前に書いた「論語と算盤」には「学校は学科ばかりで徳目を教えていない」と嘆いています。
つまり、100年間も、日本の人格形成はほったらかしになっているんです。
これはとても大変なことです。
他には、だんだん仕事ができない人が増えているなと感じたみちこ先生が、
知り合いの会長、社長、または鹿児島支店長のトップに
「どんなことに困っていますか?悩んでいますか?」とアンケートをお願いしたら、
業種は違うのに内容の多くは重複していたんです。
仕事ができない、自立できないと言われないように、世の中のお役に立つ仕事ができる人間になるためには、このような子どもを育てたらいいのではないでしょうか?
ということを書いています。
日本中のお父さん、お母さん、あじいちゃん、おばあしゃん、企業の方にも読んで欲しいです。
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