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明治元年9月13日 奥羽越列藩同盟 福島で会議

きょうは明治元年(1868)9月13日です。奥羽越列藩同盟側の諸藩は、きょう福島に集まり、新政府軍との戦争について今後の方針を話し合う会議を開きました。

奥羽越列藩同盟の仙台藩と会津藩、庄内藩、旧幕府の要人らは、きょう会津の北にある福島藩に集まり今後の方針を話し合いました。加盟藩が半分に減った奥羽越列藩同盟では、仙台藩と並び盟主だった米沢藩が5日に降伏しています。

きょうの会議には仙台、会津、庄内の幹部や旧幕府の老中・板倉勝静、陸軍奉行・大鳥圭介らが出席し、「新政府軍と戦う」という仙台藩の意志を確認し、団結して会津の救援に向かうことを決めています。

しかし、仙台藩は縁戚の土佐藩から降伏工作を受けていて、藩主・伊達慶邦は苦渋の決断で、新政府軍に降伏することをきょう決めています。この決断を、福島会議の出席者は、まだ知らされていません。
同じくきょう、会津には新政府に降伏した米沢藩からの特使が訪れ、戦争継続か謝罪かを問う書状をもたらしました。

会津藩内にも降伏をめぐり議論が生じましたが、強硬派の家老・佐川官兵衛が戦争継続を主張しています。そんな中、あすには、新政府軍による会津鶴ヶ城の総攻撃が始まろうとしています。