妖怪げじべえスタンプラリー 小学生が伝えたい屋久島 森を守るために木を切る! 鹿児島

屋久島の森の大切さを知ってもらおうと、地元の小学生がつくったスタンプラリーがはじまりました。

屋久島の小学生が、森と人とのつながりについて知ってもらいたいと島を観光しながら学べる、スタンプラリーを制作しました。作ったのは神山小学校3年生の18人です。

子どもたちは、授業のなかで、森の成長のために、木を伐採する「間伐」について知りました。間伐は、森で増えすぎた木を減らす調整作業で、間伐された森は、光が差し込み草や土壌が根を支えるため、木の成長が促されます。これまでは、「森を守るために木を切ってはいけない」と考えていた子どもたちにとって大きな発見でした。

(小学生)
「木を切ってもいいことがあるんだよと。古い木を切って、新しい木を植える。山を災害からも守ってくれる」

子どもたち手づくりのスタンプラリーは、島の4か所を巡りスタンプを集めゴールの神山小学校に持っていくと景品として子どもたちが作った屋久島産木製ストラップを受け取ることができます。

スタンプ置き場の一つ、土産物などを扱う「げじべえの里」です。げじべえは神山小学校のある原集落に伝わる森を守る妖怪です。

4か所にそれぞれ置かれたオリジナルのスタンプは直径4センチの消しゴムはんこに「げ、じ、べ、え」の文字を削り出しました。

(小学生)「(Q.げじべぇって何?)木を切りすぎたりすると、ガサガサと音を立てたり驚かせたりする、木の妖精、山を守ってる妖怪」

「げじべえスタンプラリー」は3月1日まで行われています。景品のストラップは100個用意しましたが、追加制作も検討中です。