「線状降水帯予測」気をつけることは?

2022年6月1日~気象庁は「線状降水帯」による大雨の半日程度前からの呼びかけを開始しました。毎年のように「線状降水帯」による大雨で甚大な被害が起きていることから、技術の開発などを進め、予測ができるようになったということです。

発表は「九州南部・奄美地方気象情報」などの気象情報の中で、「〇〇地方では線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。」また、予想雨量とあわせて「線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。」などとなり、MBCのテレビ、ラジオでもお伝えします。

ただ、2021年に始まった「線状降水帯発生情報」、こちらが発表された9事例のうち、半日前の予測が可能な例は2事例だけ。今の段階ではある程度広い範囲でないと発生の予測は難しく、2021年7月10日に薩摩地方で発生した線状降水帯は予測できない事例です。比較的狭い場所に発生する「線状降水帯」の予測はまだ難しいようです。

ということで、線状降降水帯の予測はすべてを予測できるものではありません。また、予測されても必ずしも発生するわけではありません。発表された場合には大雨災害の危険度が急激に高まるので危機感を早めにもって対応をしてください。その他の大雨に関する情報も活用してください。
気象庁は予測精度の向上にむけて取り組んでいて、今後情報は改善されていく予定です。

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