顕著な大雨に関する情報

気象庁は「線状降水帯」による大雨の発生を知らせる「顕著な大雨に関する情報」を6月17日から開始しました。こちらの情報は、大雨による災害発生の危険度が急激に高まっている中で、「線状降水帯」というキーワードを使って、非常に激しい雨が同じ場所で降り続いている状況を解説するものです。警戒レベル4相当以上の状況で発表されます。

そして、この情報の発表基準を満たすものの一つが、去年の7月豪雨です。薩摩地方を中心に記録的な大雨となり、長島町、阿久根市、出水市、伊佐市に鹿児島県内で初めて「大雨特別警報」が発表されました。また、住宅が全壊、浸水するなどの被害を受けました。
この時、大雨をもたらしたのが「線状降水帯」です。「線状降水帯」は、積乱雲が列をなし、数時間にわたってほぼ同じ場所に停滞することででき、大雨をもたらします。

発表される情報の例です。
「薩摩地方では線状降水帯による非常に激しい雨が同じ場所で降り続いています。命に危険が及ぶ土砂災害や洪水による災害発生の危険度が急激に高まっています。」
となります。

MBCでは速報でも「線状降水帯発生情報」として、お伝えする予定です。こちらの情報はすでに発生したことをお知らせするもので、予測ではありません。もし発表されたら、市町村の避難情報や危険度分布などを確認し適切な避難行動をとりましょう。

関連記事一覧