6月1日は気象記念日
6月1日は「気象記念日」です。
1875年 明治8年の6月1日に、現在の気象庁の前身となる東京気象台が設立されました。西南戦争の2年前のことです。
これを記念して制定された「気象記念日」。毎年気象業務に貢献した方の表彰が行われます。県内からも7件が気象庁長官表彰を受けました。
出水市消防本部と南さつま市消防本部の南さつま消防署は、おなじみのアメダスの観測環境の維持に関して表彰されました。定期的な見回りや、適切な環境を維持するために周辺の草刈りなど続けていらっしゃるそうです。
そして、いちき串木野市の遠洋マグロ漁船5隻が、海の気象観測に関して表彰されました。マグロ漁だけではなくて、海水の温度や気圧や気温などを決まった時間に観測して連絡、データは気象庁で活用されています。
全国で表彰された8隻の漁船のうち5隻が串木野のマグロ漁船。第八福栄丸は東部太平洋(ハワイとペルーの間くらい)、そして、第18松福丸、第28松福丸、第88大洋丸、第108若潮丸は南アフリカケープタウン沖で現在操業中。南アフリカは冬に向かっています。航海は1年ほど続くそうです。
海の上にはアメダスがありません。世界の海をまたにかけている、マグロの街串木野のマグロ漁船の皆さん。食卓へのおいしいマグロだけでなく、暮らしの気象にも大切な役割を果たしています。