【8・6豪雨災害体験談】「本当は“当たり前”ではない 断水・停電で気付いたありがたさ」(2023年8月4日放送)
8・6豪雨災害から今年で30年です。視聴者の皆さんから募集した体験談や写真、映像をご紹介します。
今回は、49歳の女性の体験談「本当は“当たり前”ではない。断水で気付いたありがたさ」です。
「あの日の夕方、城南町の職場から伊敷の自宅に車で帰ろうとしましたが、市立病院前も冠水していて帰れず、職場に戻って合流した姉と過ごすことに。携帯もネットもない時代で電話もつながらず、テレビやラジオで情報を集めていました。
午前2時過ぎに国道3号の水が引いたと聞いて車を走らせましたが、泥や漂着物でいっぱいで、動かなくなった車や消えた信号機をみて愕然としました。自宅は無事でしたが、電気と水道が止まって不自由な生活が続き、復旧した時には蛇口から出る水のありがたさを感じました。
日ごろ当たり前に思っていることは、本当はそうではないと、毎年、この時期になると思い、子どもたちにも伝えるようにしています。」