鹿児島県内では5月1日、新型コロナウイルスの感染者が新たに60人、発表されました。1日あたりの感染者数としては、1月20日の59人を抜いてこれまでで最多となりました。
【県内の5月1日の新規感染者 60人】
鹿児島市の10代から60代の男女30人
霧島市の20代から70代の男女10人
奄美市の30代男性6人
知名町の20代から40代の男女5人
出水市の40代と50代の男性
指宿市の40代男性1人
姶良市の30代男性1人
垂水市の60代男性1人
さつま町の20代男性
志布志市の30代男性
日置市の20代女性
神奈川県から訪れた30代女性
4月30日時点で医療機関への入院が52人、宿泊施設への入所が81人で合計の療養者数は133人となっています。このほか、自宅待機が4人となっています。このうち重症が1人、酸素投与が必要な中等症が18人です。
また、クラスターが霧島市の事業所と知名町の飲食店で確認されたと発表しました。霧島市の事業所ではこれまでに6人の感染が確認されています。
マスク着用、アクリル板設置などの対策はとられていたということで、県は感染経路などを調べています。
また、知名町の飲食店ではこれまでに店の関係者4人と利用客3人の合わせて7人の感染が確認されていて、一部でマスクの着用が不十分だったということです。
ただ、名簿が作られるなどしていて「不特定多数の人への感染拡大はない」として店名などは公表していません。
5月1日は鹿児島市でも接待を伴う飲食店での8人のクラスターが発生していて、県内のクラスターは32件となりました。
県は「感染拡大状況にある」として、感染症対策の徹底を改めて呼びかけていますが、現在は2の「感染者漸増」となっている感染状況のステージの引き上げは直ちには行わないとしています。