新型コロナワクチンの疑問に答える「ワクチンQ&A」です。今回は、基礎疾患がある人がワクチンを接種していいのかについて、感染症が専門の鹿児島大学大学院の西順一郎教授に聞きました。
【疑問1】他の病気にかかっているが、接種してもよい?
(西順一郎教授)「急性の病気で熱が出たりという病気は打てないが、慢性的なずっと持っている基礎疾患は、どの病気でも接種できるので、むしろ、そういう方がかかると重症化するので、ぜひ接種をしていただきたいと思う」
【疑問2】がん患者で治療中だが、ワクチンを接種してもよい?
(西順一郎教授)「免疫が落ちていて、接種してはいけないのは生ワクチンだが、今まで出ているコロナワクチンは、全て生ワクチンではないので、病原体が増えることは絶対ないから、免疫が落ちている方でも、安全性は変わらずに接種できる」
【疑問3】花粉症や食物アレルギーがあるが大丈夫?
(西順一郎教授)「花粉症や食物アレルギーの方が、アナフィラキシーを起こしているわけではないので、そういう方でも接種したいただきたいと思うが、薬のアレルギーや、化粧品に対する強いアレルギー、湿疹が全身に出たなど、そういう方は少し注意して、申し出ていただいて、アナフィラキシーに対する対応を十分して、打っていただきたいと思う」