鹿児島県指宿市の病院で感染者集団=クラスターが発生し、これまでに33人の新型コロナウイルス感染が確認されています。県は感染者と接触した人の検査を進めていて、感染者はさらに増える可能性があります。
県内5例目となるクラスターが発生したのは、指宿市の指宿さがら病院です。病院によりますと、14日に30代男性の職員1人の感染が確認されたあと、職員や入院患者の検査を行ったところ、これまでに33人の感染が確認されたということです。
県は、このうち15日夕方までに感染が判明した14人について、20代から60代の職員の男女13人と、80代の入院患者の女性1人と公表しました。
県は、さらに職員と患者合わせて200人以上の検査を行っており、これとは別に病院でも、16日午前、防護服を着た職員が車越しに訪れた人の検体を採取するなど対応に追われていました。
県は、16日午後6時から会見を開き、新たな感染者について発表する予定です。なお指宿市は、クラスターの発生を受けて、市立図書館など一部の公共施設を16日から当面の間、休館することを決めています。