霧島の新燃岳で2011年1月26日におよそ300年ぶりとされる本格的なマグマ噴火が発生しました。上空から現状を確認した鹿児島大学の井村隆介准教授は「忘れないことが次への備えにつながる」と話します。
2011年1月26日、霧島の新燃岳でおよそ300年ぶりとされる本格的なマグマ噴火が発生。
宮崎側では多量の軽石や降灰が、鹿児島側では空振でガラスが割れるなどの被害が出ました。
新燃岳では2011年・2018年の噴火の際、事前の予測はできず避難情報の発表が後手に回りました。
専門家は「噴火の予測は難しい上、次の噴火がいつ起きてもおかしくない」とし、日頃から警戒を呼びかけます。
(鹿児島大学 井村隆介准教授)「霧島山全体が2011年の噴火前と同じくらい膨張したまま、次の”弾”は込められている。(過去の被害を)忘れないことが次への備えにつながる」