49人の死者・行方不明者をはじめ、大きな被害となった8・6水害。生活へも大きな影響が出ました。
鹿児島市では2つの浄水場が給水不能となり、7万6000世帯が断水。断水は最長8日間に及びました。
浸水によって大量の災害ごみが発生。この年、鹿児島市のごみの量は例年の2.4倍に達しました。
国道3号線は小山田で大きく陥没し、国道10号線は寸断。九州自動車道も通行止め。物流の停滞によって野菜価格が高騰しました。
そして江戸時代から甲突川にかかっていた「五石橋」のうち、新上橋と武之橋の2つがこの水害で失われました。