りそなグループB2リーグは終盤戦に突入。プレーオフ進出の行方もにらみながら、西地区2位の鹿児島レブナイズは、強豪ひしめく東地区で2位につける信州ブレイブウォリアーズとホーム西原商会アリーナで2連戦を戦いました。両日大接戦となった試合は1勝1敗となり、会場を埋めたブースターの記憶に残る2試合でした。
【GAME1 2/8(土)】
兒玉の3Pなどで開始2分半で8-0とリードしたレブナイズ。その後互いに強度の高いディフェンスで得点が伸び悩み、1Qは12-8とロースコアの展開。2Qは信州のチェンバースが4本の3Pで追い上げるも、鹿児島はエニスの連続3Pなどで再びリード。36-31で折り返します。3Qも一進一退の攻防となり、1点リードで迎えた4Q。4分間で13点を奪われ10点差を付けられます。しかしそこから粘りを見せたレブナイズ。残り3分、8点ビハインドのタイムアウト明け、ゲインズJrの3Pや、残り45秒の兒玉のフリースローでついに追いつき延長戦へ。ところが5分間の延長戦でも決着がつかず、勝負は再延長へ。アリーナに響く大歓声の中、フリースローを高確率に決めてじわじわとリードしたのは信州。残り1分を切っても勝負の行方がわからない大接戦は、結局87-91で信州に軍配が上がりました。
★鹿児島 12 24 16 14 11 10 | 87
☆信州 8 23 20 15 11 14 | 91
#3 ハームス:24得点・12リバウンド
#23 ゲインズJr:20得点・5スティール
#7 飴谷:14得点
【GAME2 2/9(日)】
ゲインズJrの3Pで先制したレブナイズですが、信州はウッドベリーの3連続3Pなどで一気にリード。開始4分で5-15と10点差を付けられます。しかし1Q終了間際、エニスがスティールからブザービーターのレイアップを決めて、悪い空気を吹き飛ばします。すると2Q、ハードなディフェンスで信州のミスを誘うと、そこからの速攻などで一気に追い上げ。前半終了間際、ハームスの豪快なダンクで39-39の同点に追いつき、後半へ。3Q開始直後、再び一気に9点差をつけられますが、タイムアウト明けに再びリズムをつかんだレブナイズ。リバウンドで競り勝ちじわじわと追い上げ、59-59と再び同点に。4Qも1点を争う展開の中、70-70の同点で迎えた残り4分半のオフィシャルタイムアウト明けから、ゲインズJr、兒玉の3P、ハームスのリバウンドショットで一気に7点をリード。その後も信州が粘りを見せますが、最後まで集中したディフェンスを見せたレブナイズが81-77で勝ち、GAME1のリベンジを果たしました。
☆鹿児島 17 22 20 22 | 81
★信州 24 15 20 18 | 77
#23 ゲインズJr:25得点
#3 ハームス:19得点
#1 エニス:10得点
◆カレロHC『チームにとって重要な意味を持つ1勝となった。どんな強い相手でも自分たちのやるべきことをやればしっかりと戦えることを証明できた試合だった。私たちは毎日チャレンジを行い、その中で失敗も重ねながら成長してきた。自分たちの走るバスケットで、目指している高いレベルに挑戦するためにも、1試合1試合を大切に、謙虚な姿勢で地に足をつけて戦っていく』
◆#5伴馬『相手の攻撃に対して上手くディフェンスを合わせることができ、鹿児島レブナイズスタイルを貫くことができた。GAME1の反省を踏まえて、激しいディフェンスからのスティールを狙っていた。細かい部分も含めて全員が組織的にプレーし続けたことが勝利につながったと思う。強豪相手にも戦える手応えも感じた。自分たちがやるべきことをどんな相手にもやり続けていきたい』
◆#14兒玉『チーム全員で勝利することができたことを嬉しく思う。チームとしても自信につながる。試合は難しい入りとなってしまったが、コーチ陣のプランを40分間継続できたことが勝敗を分けたと感じている。メンタルの部分でも、相手の流れになりかけた時に、全員がチームのためにという想いを持ち続けてプレーできたことも大きかった。アウェーでの連戦となるが、チームとしてどう戦うのかしっかりと準備して勝利つかみたい』
西地区2位キープのレブナイズはアウェーの上位対決が続きます。次節は今月15日と16日、東地区3位の富山グラウジーズと対戦します。
【B2西地区順位表】(2/9現在)
① ライジングゼファー福岡 29勝10敗 .744
② 鹿児島レブナイズ 27勝12敗 .692
③ ベルテックス静岡 23勝16敗 .590
ーーーーーー(プレーオフ出場ライン)ーーーーーー
④ 熊本ヴォルターズ 14勝25敗 .359
⑤ バンビシャス奈良 13勝26敗 .333
⑥ 神戸ストークス 12勝27敗 .308
⑦ 愛媛オレンジバイキングス 3勝36敗 .077
【B2東地区順位表】(2/9現在)
① アルティーリ千葉 37勝2敗 .949
② 信州ブレイブウォリアーズ 26勝13敗 .667
③ 富山グラウジーズ 25勝14敗 .641
ーーーーーー(プレーオフ出場ライン)ーーーーーー
④ 福井ブローウィンズ 24勝15敗 .615
⑤ 青森ワッツ 16勝23敗 .410
⑥ 山形ワイヴァンズ 16勝23敗 .410
⑦ 福島ファイヤーボンズ 8勝31敗 .205