りそなグループB2リーグは9日間で5試合という過密日程の中、西地区2位の鹿児島レブナイズは2月1日と2日、ホーム県体育館で西地区6位のバンビシャス奈良と対戦しました。ここまで4戦全勝と相性のいい奈良に対して2戦とも苦戦を強いられたレブナイズは、1勝1敗で連勝とはなりませんでした。
【GAME1 2/1(土)】
序盤から強度の高いディフェンスで流れをつかむと、上良やエニスの3Pなどで1Qで22-12と10点をリード。2Qは互いに外国籍選手を中心にシュートを次々と決めて互角の展開に。50-41で折り返します。後半3Qにファウルに苦しんだレブナイズは、フリースローなどでじわじわと追い上げを許し、4Q開始直後についに逆転を許します。しかしすぐさま上良の3Pで再びリードすると、森田が2本の3Pを決めて突き放します。粘る奈良は残り4秒で2点差にしますが反撃もここまで。83-79でレブナイズが辛くも勝利を修めました。
☆鹿児島 22 28 12 21 | 83
★奈良 12 29 19 19 | 79
#3 ハームス:20得点
#23 ゲインズJr:13得点・5アシスト
#1 エニス:13得点
#93 上良:12得点
#11 森田:11得点
【GAME2 2/2(日)】
第1戦同様、ハードなディフェンスをしかけるレブナイズですが、奈良が苦しいシュートを決めきり、逆にレブナイズはフラストレーションが溜まる展開に。1Qだけで13本のフリースローを与えてしまい33失点。2Qさらにミスが重なり、前半を終えて30-53と23点ものビハインドに。しかし3Q、ハームスが連続7点を決めると、上良、森田などこのクォーターだけでチームで5本の3P。8分間で一気に3点差まで詰め寄り、満員のブースターの大歓声が響きます。逆転を目指した4Qも一進一退の攻防の中、ハームスの連続バスケットカウントなどで食らいついたレブナイズですが、あと一歩届かず、79-91で敗れました。試合を通して33本のフリースローを与え、課題を残す試合となりました。
★鹿児島 19 11 27 22 | 79
☆奈良 33 20 11 27 | 91
#3 ハームス:22得点・10リバウンド
#23 ゲインズJr:15得点
#11 森田:8得点・6アシスト
◆カレロHC『終盤追い込むことはできたが、前半についた差がどうしても重かった。フリースローを33本も与えてしまい、こうした部分がやはり勝敗を分けるポイントとなってくる。ディフェンスの意識をもっとしっかりと持たなければならない。先週の土日からの1週間で5試合をこなすという厳しい日程を最低限で乗り切ることはできたとポジティブに捉えて、次節への準備をしっかりと行っていきたい』
◆#3ハームス『前半で23点差が開いてしまうとどうしても難しい試合になってしまう。自分たちで招いた難しい結果だと感じている。試合中は自分へのマークが厳しくなってしまう部分もあるが、その分他の選手を活かすことができる。どんな状況でもチームのために何ができるかを考え、自分に期待されていることに全力で応えたい』
◆#93上良『序盤から自分たちのやりたいバスケットができずに相手にいいようにやらせてしまった。フリースローも与えてしまうなど、自分たちで厳しくしてしまった試合だった。5人全員でボールをシェアして走れている時間帯は得点も重ねることができている。敗戦はとても悔しいが、ディフェンスの精度を上げて良い流れを作っていかなければならないという、今後に向けたの自分たちの課題が見えた試合だった』
西地区2位をキープしているレブナイズは次節もホームゲーム。今月8日と9日、昨季までB1だった信州ブレイブウォリアーズと、西原商会アリーナで初対戦です。
【B2西地区順位表】(2/2現在)
① ライジングゼファー福岡 27勝10敗 .730
② 鹿児島レブナイズ 26勝11敗 .703
③ ベルテックス静岡 21勝16敗 .568
④ 神戸ストークス 12勝25敗 .324
⑤ バンビシャス奈良 12勝25敗 .324
⑥ 熊本ヴォルターズ 12勝25敗 .324
⑦ 愛媛オレンジバイキングス 3勝34敗 .081
【B2東地区順位表】(2/2現在)
① アルティーリ千葉 35勝2敗 .946
② 信州ブレイブウォリアーズ 25勝12敗 .676
③ 富山グラウジーズ 25勝12敗 .676
④ 福井ブローウィンズ 23勝14敗 .622
⑤ 青森ワッツ 15勝22敗 .405
⑥ 山形ワイヴァンズ 15勝22敗 .405
⑦ 福島ファイヤーボンズ 8勝29敗 .216