「燃ゆる感動 かごしま国体」会期前競技7日目の9月22日、レスリング成年男子で県勢が2階級を制覇。
今大会県勢最初の優勝者が生まれました。
日置市の吹上浜公園体育館で行われたレスリング。
フリースタイル2日目に県勢5選手が進出し、地元の応援を背に全員がベスト4入り。4人が決勝に進みました。
成年男子57キロ級で決勝に進んだのは、新井陸人選手(鹿屋中央卒・自衛隊体育学校)。決勝の相手は、同じ自衛隊体育学校の竹下選手(大阪)。開始早々、バックを取ってポイントを奪いますが、このタイミングで相手の頭が左目にあたるアクシデントが。「普段なら諦めてしまうような場面だったが、声援が力になった」と話した新井。落ち着きを見せると、終盤、立て続けにポイントを奪い8対2のポイント勝ち。「かごしま国体」県勢初優勝です。試合後、新井選手は「かごしま国体での優勝は自分にとってすごく大きなもの。高校の恩師やお世話になって人に恩返しができる舞台なので、ホッとした気持ちと鹿児島に貢献できて嬉しい気持ち」と話しました。
成年男子74キロ級決勝には木下貴輪選手(鹿屋中央卒・クリナップ)が出場。開始20秒、バックを取ると、そこからローリングで2回転。ポイントを重ね「自分のペースで試合ができた」という木下。終盤には片足タックルからテイクダウンを奪い、8対6のポイント勝ちで優勝。4年ぶりに国体の頂点に立ちました。「地元の国体という舞台でしっかり勝ち切って優勝できたのは嬉しい。普段の会場では味わえない大きな声援を浴びて力になった」と試合後に話しました。
少年では、全国大会で初めて決勝に進んだ湯浅堅斗選手(樟南2年)が、インターハイで敗れたU17アジア選手権王者の赤木と対戦。強敵相手に果敢に攻めましたが崩せず、優勝とはなりませんでした。それでも、これまでの競技人生で自身最高成績となる全国大会準優勝に輝き「初めての全国大会という大きな舞台の決勝で緊張もあったが、名前をコールされたときの応援がすごくて自信・力になった。これからは、全国優勝・世界大会を目指して頑張りたい」とこれからの目標を話してくれました。
そのほか、成年では、田中哲矢選手(鹿屋中央卒・中央不動産)が準優勝。
少年では、永山鉄晴選手(鹿屋中央2年)が3位。鹿児島のお家芸レスリング。5選手が表彰台に立ちました。
鹿児島市の西原商会アリーナでは、21日から体操・団体総合の予選が始まっています。
22日には少年男子の鹿児島代表が出場。男子は5人の選手がゆか・あん馬・つり輪・跳馬・平行棒・鉄棒の6種目を行い、各種目、上位4人の合計得点で競います。鹿児島代表は、地元の力強い応援を受け、少ないミスで着実に得点を重ねます。今年の北海道インターハイ・跳馬で優勝した山崎海音選手(出水商業2年)は、大技「ドリックス」を決めこの種目3位の得点をマーク。勢いにのった鹿児島代表は予選を8位で通過し、24日の決勝進出を決めました。山崎選手は「決勝は今の点数を超えて、6位入賞することが目標」と話します。
【22日(金)の県勢の結果】
レスリング
成年男子フリースタイル57キロ級 新井陸人(鹿屋中央卒・自衛隊体躯学校) 優勝
成年男子フリースタイル74キロ級 木下貴輪(鹿屋中央卒・クリナップ) 優勝
成年男子フリースタイル125キロ級 田中哲矢(鹿屋中央卒・中央不動産) 準優勝
少年男子フリースタイル74キロ級 湯浅堅斗(樟南高2年) 準優勝
少年男子フリースタイル92キロ級 永山鉄晴(鹿屋中央高2年) 3位
ゴルフ
成年男子団体 18位
少年男子団体 10位
女子 11位
体操
少年男子団体総合 予選8位→決勝へ
少年女子団体総合 予選21位
ローイング
【準決勝へ】
成年男子シングルスカル
成年男子ダブルスカル
少年男子シングルスカル
少年男子ダブルスカル
成年女子ダブルスカル
成年女子舵手つきクォドルプル
少年女子シングルスカル
競泳
決勝進出なし