この美女、ご存知ですか?
まずは、こちらの画像をご覧ください。
※PhotoACより
こちらの美女、ご存知でしょうか。
実は、この画像は「AI」が作り出した「AI美女」になります。
写真は素材サイトで「AI生成美女」として配布されている画像です。質感や雰囲気など、AI生成技術に思わず感動してしまいますね。
「AIで作った美女」がブロガー…?
このようにAI技術というのは日々進化していて、中国ではAI生成美女が「ブロガー」として活躍しているそうです。
「AI美女」の見た目を生成しているのは画像生成AIですが、これだけだと話すことが出来ないので、会話をするためにもう一つのAIを利用します。そのAIが、以前デジナビでもご紹介した対話型AIです。
チャットGPTのような対話型AIを利用することで、ユーザーの質問に合わせて対話をすることが可能です。
写真はAI生成で、様々なシチュエーションの画像を作成できます。
対話と画像。ふたつのAIを組み合わせることで「AI美女」が誕生します。
実際に存在する美女と勘違いしてフォローする人もいたり、AI美女が着用している服について問い合わせる人もいるそうです。ターゲットも男性だけではなく女性向けのコンテンツも増えてきているそうです。
それだけクオリティーが高い「本当に存在する人」のように感じるユーザーが多いのかもしれません。
日本の場合、男性向けのちょっとセクシーなAI美女コンテンツが人気ですが、そろそろ、ファッションやコスメなどの分野でもAI美女・AIモデルが出てくるかもしれませんね。
「作品が自分の絵柄そっくり」クリエイターにとっては不安も…
ただ、問題点もあります。
AIは様々な画像を使って学習します。つまり、実在する人や、実在するアーティスト・イラストレーターの膨大な作品を取り込んで学習します。
実際にAIが作成した人物が自分に似ている、作品が自分の絵柄そっくりなど、問題点も出ており、「一般社団法人日本芸能従事者協会」の、AIリテラシーに関するアンケートでは、クリエイターの9割が権利侵害などの不安を感じているそうです。
これから、より身近になるAI技術ですが、法的な整備も同時に必要な状態です。