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「小學」から教わること

毎月最終週は、江戸時代後期の子どもたちが5・6歳になったら先ず初めに勉強したという「小學」という本を教えていただいています。

先生は何を教えるべきか。そして児童・生徒は何を学ぶべきかについてはじめに書いてあります。

朱子は、子どもの教育は母親の胎教に始まると言っています。

紀元前の国・周の文王の母・太(たい)任(じん)は、胎教を重んじたから、文王のような素晴らしい王が生まれた。だから母親は妊娠が分かったら、その生活のあり方を正しくすることに心がけることが大事。

今から3000前年も前のことですが、そんな昔から胎教は大事だと言われてきたんですね。

お腹の子どもが常に真っすぐになるように、寝る時も座る時も立つ時も体が傾かないように。食事は刺激の強いものや味の調和していないものは避ける。そして、よこしまで汚いものを見たり聴いたりしない。

生まれてからのことも年齢別に詳しく書いてあります。

子どもが生まれると、侍女の中から、心が広く思いやりがあり、慎み深く口数の少ない人を子どもの先生に選びなさい。

言葉が話せるようになったら返事の仕方を教える。そして5・6歳になったら、人との応対の仕方を教える。例えば目上の人に対して尊敬の念を持ち、謙譲の心を教える。

10歳、13歳とあり、20歳になると冠をかぶる儀式を行い、成人としての礼儀・作法を学びます。

そして30歳になると結婚し、社会人としての役割を担う。

40歳では仕事も波に乗り、50歳で大臣・長官になり、70歳で隠退する。

みちこ先生は、昭和16年に発行された小学校の教科書の復刻版をお持ちで、その小学1・2年生用の国語の本の一部、子どもが糸電話で遊んでいるシーンを紹介しました。

このシーンがとても印象的なので、是非もう一度聞いてみてください。

【昴インフォメーション】

昴では現在5月入学生受付中です。5月は新学年で初めての学校テストの対策指導もガッチリやります。また、GW明けの5月12日(日)は附小模試です。国立大付属小の受験のための、年長さんを対象にした模試です。

昴は4月29日からGW休みになりますので、ご入学、模試のお申込みはその前をお勧めします。昴の教室にお急ぎください。

また、みちこ先生が書き上げた渾身の教育指南書「21世紀を生き抜く子どもたち」をお読みになりたい方はアマゾンか、お近くの本屋さんでお買い求めください。書店にない場合は、昴のHPをご覧ください。

今週の放送はこちらから!

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