毎月1回、日本の偉人を紹介しています。
今月は「岡倉天心」です。
天心を慕った横山大観、橋本雅邦、下村観山、菱田春草といった日本画家たちは、天心が苦境に陥った時も傍を離れずについて行った、そんな人です。
日本美術の真髄を見極め、新しいものを開拓した人物です。
天心は1864年、福井藩士の次男として、横浜で生まれました。
父親は才能を買われ、江戸藩邸詰めとなり、その後横浜の貿易商「石川屋」の支配人となります。
環境にも恵まれ、7歳、今の小学1年生の頃から、アメリカ人に英語と英会話を学びます。
この幼い頃に身につけた英語力や国際感覚は、後の天心の生き方に大きく寄与します。
13歳で東京開成学校・2年後に東京大学となりますが、ここに入学し、英文学を学ぶとともに、文人画や漢詩なども修学しましたが。
ここで、運命的な出会いをします。
それがアーネスト・フェノロサです。
アメリカ人・フェノロサの通訳となり、一緒に日本美術の研究調査に打ち込みました。
大学卒業後フェノロサと共に、美術事情視察のためにヨーロッパに渡り、「日本人は過去の伝統を拠り所としながら、近代的な日本美術を創造していくことが大切だ」と確信します。
帰国後、フェノロサと共に日本の古都、京都、奈良方面の古いお寺や神社を見て回りました。
この時、発見したのが、法隆寺夢殿の【救世観音像】で、その美しさを世に知らせたことは余りにも有名です。
祈りの対象としてつくられた仏像に美術作品としての美を“発見”したのです。
日本の美術や文化の源泉であるインドに渡り、イギリスの支配下で苦しんでいる人々の人生に深く心を寄せます。
帰国後、『東洋の理想』という本をロンドンで出版し、「アジアの兄弟たちよ、東洋の文化と伝統に目覚めよ。そして西洋文明から我が身を守れ」と訴えました。
岡倉天心の有名な本に「茶の本」があります。
日露戦争に日本が勝利すると、「日本は戦い好きな国だ」という誤解が欧米諸国に広がり、日本を警戒し始めたのです。
それで、茶道を軸に、日本文化の精神性や美意識を解き、日本文化の平和的な側面を世界に示し、国際理解を得ることを目的に書かれた本でした。
日本に偉人「岡倉天心」を紹介しました。
【昴インフォメーション】
2月は新小学校3年生から新6年生の「難関中受験コース」と新6年生の「国立大付属中受験コース」がスタートします。
また、現小学6年生の皆さんのための中学準備講座も好評開講中です。
2月入学すると、ビッグな入学特典もあります。昴で新学年へ好スタートを切りましょう。
特典など詳しくは昴のHPをご覧ください。
今週の放送はこちらから!










