鹿児島県は、沖永良部島に住む20代の公務員男性が新型コロナウイルスに感染しているのが確認されたと発表しました。県内での感染確認は、先週、感染が確認されたイギリスから帰国した女性に続いて2例目です。
県によりますと、感染が確認されたのは沖永良部島・和泊町の20代の公務員の男性です。この男性は、大阪の専門学校を卒業し、先月23日、航空機を利用して、兵庫県の神戸空港から沖縄県の那覇空港を経由して、和泊町の自宅に戻りました。
その後、先月26日の夜に発熱し、翌27日に島内の医療機関を受診しました。そして、先月30日、保健所に相談し、帰国者・接触者外来を受診し、県内の医療機関に入院したあとPCR検査を実施。その結果、1日午後、新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。男性の症状は安定しており、体温は36.3度、倦怠感、頭痛などはないということです。
県は、男性の濃厚接触者、男性4人、女性3人の合わせて7人を確認しています。7人のうち、3人は現在も和泊町に、2人が鹿児島市に滞在しているということです。残る2人は、大阪と福岡に滞在しているということです。
これを受けて、県は午後6時半から対策本部会議を開いて、今後の対応や対策を話し合っています。県内では、先月26日、姶良市に滞在していたイギリスから帰国した40代の女性が、新型コロナウイルスに感染していることが確認されており、今回の感染確認は2例目になります。
2020/4/1 18:55