今年も残りわずか、来週の放送12/25 クリスマス、再来週の放送 1/1 元日です。きょうの山口プロモーションは「日本と世界のクリスマス・年末年始」 についてプロモートします。2017年12月30日「日本と海外の年末年始の食事」編以来の日本と海外の12月から1月の過ごし方を見ていきますよ!
日本
ここ鹿児島にも県外の皆さんにお伝えしたい行事があります。大みそかの夜、恐ろしい姿の神さまが子どもたちのもとを訪ねる行事といえば、甑島の「トシドン」ですよね。特徴的な高い鼻、耳元まで張り裂けた口、大きな赤もしくは青い顔、全身はミノに覆われ、今にも飛びかかって来そうな怖い形相で、子どもたちと対話し、これからは悪いことをしないよう約束して、ごほうびに「年餅」を授けて去っていきます。
アメリカ
12/30、12/31大晦日などは休まず、1/1お正月しか休みがありません。11月下旬のサンクスギビング(感謝祭)からクリスマスまでが日本の年末年始の休日に似ており、クリスマスが終われば日常に戻ります。大晦日=ニューイヤーイブには、各地でカウントダウンパーティーが開催され、夜の街へ繰り出し大勢の人と一緒に賑やかに新年を祝います。
なお、アメリカ南部では日本のおせち料理のように新年に食べるものがあります。「black eyed pea(ブラック・アイド・ピー)」と呼ばれる豆の煮込みです。表面に黒い点のある「黒目豆(くろめまめ・赤飯に入っているささげの仲間)」に玉ねぎやベーコンなどを入れ、トマト味に仕上げた料理です。お正月にブラック・アイド・ピーを食べるのは諸説あり「黒目豆がコインに似ているため、その年の金運が上がる」、「お正月にしっかり食べることで1年健康に過ごせる」と信じられています。
フィンランド
10月下旬からクリスマスムードとなり、アドベントカレンダーを準備、そしてクリスマスを祝うために、クリスマスツリーのヒノキを準備します。(フィンランドではモミの木ではなくヒノキの木)街角や公園、またはスーパーの前で本物のヒノキが販売されます。また、さすが本場、サンタさんがプレゼントを持っておうちまで来てくれることも。日本と違いサンタさんの家から近いため日本と比べ直接受け取るチャンスが多いのかもしれませんね。
そして、フィンランドではクリスマスにお墓参りをする習慣があります。この時期、フィンランドは大雪になることも。雪が積もってしまうとお墓が埋もれてしまうので雪かき用にシャベルを持っていきます。クリスマスに入るサウナはヨウルサウナと言うそうですよ。
ドバイ
12月2日ドバイのあるアラブ首長国連邦は建国50周年を迎えました。この時期のドバイはクリスマスデコレーションを施し、いつも以上に華やかな雰囲気となっています。12月の気温平均20度、冬場も暖かいドバイでは、クリスマスに外でお食事を楽しむなど日本とは違った過ごし方ができます。年越しは“世界一高いビル”『バージュ・カリファ』でニューイヤー花火&LEDショーが行われ、日本からもライブ配信を見ることができます。
ドバイカウントダウンでは、6分間に50万発という桁外れの花火が打ち上げられギネス記録も更新しています。錦江湾サマーナイト大花火大会がおよそ70分で1万5千発、隅田川花火大会が90分で2万5千発と比較しても桁違いのスケールがわかりますね。
海外旅行が楽しめなかった2020年ですが、おうち時間を利用して海外を楽しめる取り組みも増えました。たとえば、最後にご紹介したドバイを楽しめるウェブサイト「Dubai360」では、ドバイの歴史的な街並みから、バージュ・カリファの高層階から下を見下ろす景色など、あらゆる景色を360度のパノラマ写真でお楽しみいただくことが出来ます。いつか旅行に行くときの予習にもなりそうですね。