昨年の青だよ!たくちゃん!の「山口プロモーション」、そして6/9(水)のMBCテレビ「てゲてゲ」では「クリームソーダ」特集をし、新旧クリームソーダが注目されているんですとお話しました。タピオカドリンクやバナナジュース、鮮やかな色のボトルドリンク、白きくらげの薬膳ドリンクなど、この「山口プロモーション」で紹介してきましたが(たくおさんはいくつ覚えていてくれましたか?)きょうは、先週のバズってかごしまでも登場した「わらび餅(ドリンク)」をプロモートします。ひんやりプルプルで涼しげ、つるりとしたのど越しがこれからの季節にぴったりな和菓子ですね。
わらび餅とは
わらび餅の歴史は古く、なんと平安時代の醍醐天皇が好んで食べていたと伝えられています。(わらび餅が好きすぎて「太夫」の位を与えたという言い伝えもあるのだとか)その名の通り、わらび餅には植物のわらびの根から採取したでんぷんが使われていて、このでんぷんが「本わらび粉」です。本わらび粉は精製に多くの手間と時間がかかり、わらび1本から採れるのは量の5%ほどと大変貴重であったため、当時のわらび餅は身分の高い人が食べる和菓子でした。作り方は熱したでんぷんに砂糖と水を加えて混ぜ、それを冷やし固めて作ります。現在では本わらび粉をいもやれんこんのでんぷんに変えることで私たちでも手軽に食べることができています。(タピオカの原料としても知られた「キャッサバ」でできているわらび餅も!)きなこ、黒蜜、あずき、抹茶などの味がありますが、みなさんはどれがお好きですか。
ちなみに・・・
もうひとつの夏の代表和菓子「くず餅」。こちらは原材料が、関西は植物の葛の根から精製した「本葛粉」、関東では小麦粉からグルテンを取り除いた「うき粉」を乳酸発酵させたものと地域によって異なっています。調理方法も関西では材料を「煮ながら練り」、関東は「蒸し固める」と同じ「くず餅」でも違うそうです。
わらび餅の移動販売
冬になると聞こえてくる「♪い~しや~きいも~」もしくは「♪ピー」という歌や音。これは鹿児島でも聞いたことがありましたが、わらび餅の歌は聞こえてこないなぁと思っていました。青たくのスタッフにも聞いたところ鹿児島にはない(多くない?)ようですね。私の故郷 宮城県仙台市では夏になると「♪わらび~餅、わらび~餅、つめた~くて、おいし~いよ!早くしないと~いっちゃ~うよ!」と聞こえてきて、わらび餅が来た!となります。(買ってもらったことはありませんでしたが・・・)調べてみるとこのほかに静岡、愛知、また関西では多くの地域でわらび餅の移動販売があるようです。
わらび餅ドリンク
わらび餅ドリンクはタピオカドリンクの次に流行ると言われているドリンクのひとつで、タピオカのようにストローで飲めるよう小さくカットされたわらび餅が飲み物の中に入っています。タピオカよりももっちもちの食感がクセになりそうです。タピオカドリンクはミルクティーに入っていることが多かったですが、わらび餅は和菓子ということもあり、黒糖や抹茶、ほうじ茶、きなこラテと和風フレーバとの相性が良いようです。騎射場やアミュプラザ鹿児島にある「とろり天使のわらびもち」よかど鹿児島にある「菓匠 わかあゆ」などで飲むことができます。
カラフルなわらび餅
「てゲてゲ」のクリームソーダ特集の最後にはオリジナルクリームソーダを作ろう!ということで、私も「山口スペシャル」を作りました。2種類作ったのですが、ひとつは鮮やかな緑色がかわいいわらび餅の入ったクリームソーダでした。このわらび餅はかき氷のメロンシロップにわらび餅を漬けて色をつけたのですが、このカラフルなわらび餅がSNSでは話題になっています。水で洗ったわらび餅の水をきったら、好きなシロップに漬けます。10分ほど漬ければ淡い色が、1日漬ければ濃い色がつきます。そこにチョコペンなどで顔を描くと、ブルーハワイのスライム、レモンのピカチュウ、ピーチのバーバパパ、などかわいい「きゃらびもち」ができます。
老舗和菓子屋さんのわらび餅をお取り寄せ、移動販売のわらび餅を購入する、テイクアウトのわらび餅ドリンクを飲んでみる、お子さんとおうちできゃらびもちを作るなどこの夏はひんやり美味しいわらび餅を楽しんでみてはいかがでしょうか。