きょうから5月、MBCのある鹿児島県 鹿児島市の予想最高気温も20度を超え、25度の夏日となる日も増えてきました。たくおさんは季節を先取りし、4月上旬から半そでデビューしていましたが、そろそろ半そでTシャツが着たいなと思っている方も、青たくリスナーのみなさんは多いのではないでしょうか。きょうはTシャツについてプロモートしていきます。Tシャツの歴史から、2021年のトレンドまで紹介していきますよ。
Tシャツの歴史
Tシャツの歴史は(諸説ありますが)100年以上前、第一次世界大戦中のころまで遡ると言われています。舞台はアメリカ、当時のアメリカ海軍の制服はウール素材で分厚く、重く、快適とは言えないものでした。その頃、イギリスやフランスなどヨーロッパの海軍では綿のアンダーウェアが着られていました。軽く薄く、そして乾きやすい。そんな姿を見たアメリカ兵たちが真似して作った綿のシャツが、Tシャツの始まりとされています。その後、陸軍でも同じように取り入れられ、Tシャツがアメリカ軍の公式アンダーウェアとなりました。ただ、この時点ではあくまで下着、一枚で着用する習慣はなかったようです。
Tシャツが一般に普及したのが1930年頃。退役した元軍人たちがTシャツを着て街中を歩くようになったからと言われています。鍛え上げられた肉体を覆うTシャツは当時の男子学生たちの注目の的となりました。(今も昔も変わらないですね、たくおさん)
軽く、伸縮性もあり、汗も吸ってくれるなどの理由から、労働者階級の人々を中心に急速に広まっていきました。
ただ、いくらTシャツが大衆に認知され始めたとはいえ、厳格で伝統が重んじられていた当時のアメリカではTシャツはジーンズとならんで「労働者たちのユニフォーム」でした。欧州でも1950年代くらいまで、外で肌を露出することはマナー違反であると認識されていたため現在のようなオシャレアイテムのひとつというわけではありませんでした。
1950年代、当時ハリウッドで頭角を現し始めていた若手俳優により、役柄の反抗精神を表現するためのアイテムとしてTシャツが起用されたことをきっかけに「反逆の象徴」としてTシャツがブームになります。(ジェームス・ディーンが主演『理由なき反抗』)
この時すでに、Tシャツが下着であるというイメージはなくなり、ビジネスシーン以外でそのまま着用できるアウターとして、男性のワードローブに加わっていきました。
日本では、ジーンズと同様 第二次世界大戦後の占領期に少しずつ知られるようになり、1950年代ころから、Tシャツをファッションアイテムとして着用することが若者の間で広まったと言われています。
2021年 現在のTシャツ
1990年代後半には、「チビT」と呼ばれるぴったりとしたTシャツが若い世代で流行し、
プロレスファンの間で人気を博したオリジナルTシャツなど、Tシャツブームはこの頃ピークに達しました。そして2021年のトレンドはというと・・・
男性も女性もここ数年ゆったりとしたデザインで丈は短いものが流行っています。トレンドカラーはベージュなど。定番の白や黒も良いですが、柔らかい色が今年らしい印象になります。また、デザインはロゴTシャツが再ブームとなっています。SDGsへの関心の高まりから、天然素材に頼らないものづくりや、最新のリサイクル技術を用いて廃棄物から新しいアイテムを生み出すサステイナブルなファッションも話題です。
白のTシャツのみの「#FFFFFFT」(シロティ)
東京・千駄ヶ谷にある白無地Tシャツのみに特化した世界初白T専門店です。店名はWebページ上で表現される色を指定するための制御コード=カラーコードの白から。白Tシャツが大好きという理由から、有名・無名・ジャンル問わず今着たい白Tシャツを国内外から厳選したお店です。HPには「まるでワインやコーヒーをテイスティングするように直接見て、触って、比べることで、自分の1枚が見つけてほしい」とありました。営業時間は毎週土曜日12:00-19:00オープン、ネット販売や予約取り置きはできないそうです。Instagramには生地、大きさ、丈、首元やポケットなどのデザイン、微妙な色の違い、光沢・・・の違いを楽しむことができるTシャツが並んでいました。
これからTシャツ日和が続きますが(鹿児島は特に長いですよね)暑い日もファッションを楽しみながら過ごしてみてはいかがでしょう。