「ずんだ餅」
私、山口真奈は2015年4月、奥州仙台からやってまいりました。たくおさんやリスナーの皆さんに、山口は「ずんだの国からきたアナウンサー」や、お休みいただくと「ずんだバケーション=ずんバケだ」と言っていただいたりしております。ありがとうございます。ただ、ずんだずんだと言っていますが、本当に鹿児島のみなさんやradikoのエリアフリーで聴いていただいている皆さんにずんだを知ってもらえているのかなと思いました。そこで、今回は「ずんだ餅」についてプロモートしていきます!
ずんだ餅とは
鮮やかな緑色の すりつぶした枝豆と砂糖などを餡にした餅菓子で、南東北、特に宮城県で食べられている郷土菓子です。(塩を少し入れるレシピも)Wikipediaによりますと「牛タン・笹かま・ずんだもち」が仙台三大名物だそうです。もともとずんだ餅、使用する枝豆は黄色く熟す前の若い大豆、夏のわずか3~4日の内にしか収穫ができないものでした。そのため、枝豆の産地の人びとが夏のほんのわずかな時期にだけ味わえる、「極上の旬の味覚」だったのです。今では、1年中アレンジされた食品も含めて食べられるようになりました!枝豆はたんぱく質、ビタミンA C、ミネラルが豊富ですのでヘルシーフードでもあります。
ずんだ餅の歴史・名前の由来
豆の収穫時期となる夏に良く作られ、お盆やお彼岸のお供え物の定番料理でした。豆を潰す意味の「豆打(ずだ)」からという説が一般的といわれています。(伊達政宗公が名づけた!など諸説あり)伊達家の料理を記した料理集には青大豆に砂糖を加えた餅を「ぢんた」と呼んでいて、この頃にはずんだ餅があったのではないかとも言われています。
最新のずんだ餅情報
ずんだ・ずんだ餡は餅だけにとどまらず大福、饅頭、どら焼きなどの和菓子、クレープ、ロールケーキ、パイ、プリン、シェイク、フラッペ、アイスクリームなどさまざまなものに使われています。仙台駅には3階の新幹線中央改札側(改札の外)にずんだ小径というところがあり、お土産やイートインでずんだをいただくことができます。仙台駅にあるお店からご紹介していきます。
ずんだシェイク
TV番組でマツコ・デラックスさんがおいしいと紹介したことから、全国的に有名になり、番組宛にも「仙台駅でずんだシェイク飲みました!」とみなさんから報告を受けるようになりました。ご存知の方も多いと思います。仙台駅にあるのは「萩の月」でも有名の菓匠三全運営の「ずんだ茶寮」というお店です。「ずんだシェイク」はバニラシェイクに程よいずんだの香りと甘みがぴったりのドリンクです。マツコさん、4杯飲んだそうです。ずんだ茶寮にはほかにも、生クリームにずんだを混ぜたロールケーキやずんだ餅をトッピングしたずんだあんみつもあります。
すんだクリーム大福
賞味期限が短いのでお土産にはあまりむかないのですが、私の大好きなお菓子です。仙台では有名なお茶屋さん、大正9年開業の井ヶ田(こちらのお店は初売りもニュースになり、お茶箱には値段以上の商品、家電が入っていることも!徹夜で並ぶのが正月の風物詩)こちらの運営の「喜久水庵」の「喜久福」です。ひんやりと上品な甘さの生クリーム大福のなかにずんだが入っています。抹茶生クリーム、ほうじ茶生クリームと食べ比べてもいいでしょう。
ずんだのお土産
こちらも宮城の老舗 玉澤総本店、仙台の中心地に店舗があり有名なお店で、ずんだ餅にも力を入れています。ずんだは山形県鶴岡のだだちゃ豆、餅は宮城県産のもち米を使用しています。お土産にはずんだ餅セットがおすすめです。ずんだ羹、ずんだサブレ、ずんだアイスの詰め合わせがあり、ずんだざんまいです。また、ずんだシェイクを買って帰るのもいいですね。
そのほかにもお土産やさんにはずんだカントリーマアム、じゃがりこずんだ、きのこの山ずんだ、ハッピーターンずんだ、すんだキットカット、LOOK、ずんだプリッツなどもありますよ。この秋にはハーゲンダッツも全国展開で「華もちずんだ」を期間限定で販売、ずんだの時代がやってきています!!