先日、鹿児島県内の多くの県立高校で卒業式が行われました。来週以降には中学校、小学校、大学などでも卒業式が予定されています。MBCの番組にも卒業に関するメッセージや曲のリクエストが届いています。みなさんは卒業ソングといえば何を思い浮かべますか。
きょうは世代別の卒業ソングを聴いていきましょう。なお、きょうご紹介する曲は、オンライン書店「楽天ブックス」や定額制ストリーミングサービス「KKBOX」株式会社NEXERの運営する「日本トレンドリサーチ」などの記事を参考にしています。
まず、卒業式の定番合唱曲といえば・・・
♪仰げば尊し/合唱曲
10代-50代以上すべて世代の思い出の卒業ソング、トップ10入りしていました。1884年(明治17年)に発表された歌。卒業生が教師に感謝し学校生活を振り返る内容で、特に明治から昭和にかけては学校の卒業式で広く歌われました。30代・40代ではランキング1位、50代で2位と30代以上の支持を集めました。
50代の1位はこの曲です。
♪贈る言葉/海援隊
1979年11月1日リリース。武田鉄矢さんが主演するテレビドラマ「3年B組 金八先生」の主題歌として起用されました。元は叶わなかった愛を歌う曲ですが、学園ドラマの主題歌でもあったことから50代のランキング1位でした。
10代20代の1位は・・・
♪3月9日/レミオロメン
2004年タイトルと同じく3月9日リリースです。メンバーの共通の友人の結婚式(2001年3月9日)を祝うために作られた1曲です。テレビドラマ「1リットルの涙」で使われた影響もあり、卒業式でも歌われるようになりました。
続いては50代に人気の卒業ソングです。
♪卒業/斉藤由貴
1985年2月21日リリース。斉藤由貴さんのデビューシングル。
(たくおさんの感想も番組で紹介しています)
同じ時期は菊池桃子さん、尾崎豊さん、倉沢淳美さんも「卒業」という曲をリリースし話題となりました。
最後に10代に人気の卒業ソングです。
♪ハルカ/YOASOBI
2020年12月18日リリース。作者の放送作家 鈴木おさむさんが「大切な人を想って読んで欲しい」と語った小説「月王子」から作られた1曲。人生の門出へと向う人々にとって心染みると若い世代に選ばれています。
10代から50代以上を対象にしたアンケート結果をもとにご紹介しましたが、1つの世代にしか選ばれていない曲は少なかったです。それだけ卒業ソングは長く愛されているものが多いんですね。
卒業ソングの傾向としては、年々、タイトルに「卒業」と入っているものが少なくなっていることや、「別れ」がテーマの曲(卒業に限らず失恋も含む)が多くなっていました。
同世代で語れる共通の卒業ソングは地域に関係なく共感できるので嬉しいですね。
今年の春もコロナ禍で規模を縮小して卒業式は開催されています。
切なさが心いっぱいに広がる曲が卒業式やラジオからたくさん流れますように。