屋久島の南部、高平集落の県道沿いに昨年オープンしたアラスカドーナツの橋本貴雄さん。
元々、北海道で人気のドーナツ店。北海道ニセコから、この春、家族でお店ごと引っ越してきた。
ドーナツは奥様が作っている。天然酵母のドーナツだ。出来立てが柔らかく、2、3時間以内に食べてくださいというぐらい、ふわふわのちょっと変わったドーナツだ。
屋久島でもたちまち評判になって1時間で売り切れることもあるのだそう。
木曜・金曜・土曜の3日間だけ営業している。午前11時にオープンして、売り切れ次第閉店となる。1個170円から。
屋久島に移住するきっかけは、元々、友人が住んでいて、遊びに来たこと。屋久島の地理が気に入ったとか。北海道は広いので、どこに行くにも本当に2、3時間ドライブすることが多いが、屋久島は小さい島にギュッとコンパクトにスーパーも病院も空港も港も、30分も走れば全部に着くっていうコンパクトさに惹かれた。
またアウトドアスポーツが好きで、ニセコにもスノーボードをするために移住した。屋久島では、サーフィンやスタンドアップパドルボードといった海のスポーツを楽しんでいる。
子供さんもいて、子育ての場として、屋久島は北海道と比べて、冬の遊びの選択肢が広いという。
橋本さんには、もう一つの顔がある。
ドーナツショップは、奥様の仕事で奥様が作っているが、ドーナツ屋さんをやるずっと前からアクセサリーデザイナーとして活躍していた。昨年、アッシュデザイン&クラフトフェアという鹿児島で毎年開かれイベントに参加した。アウトドアグッズをかたどったチャーム、ピアス、シルバーアクセサリーが中心だ。自然、生活、遊びというのが、アクセサリーブランドのテーマだ。
今、屋久島の若い人たちと一緒にスケートボードのパーク作りにも取り組んでいて、町の公園の一角をスケートボード専用に借りた。橋本さんの行動力に、屋久島の人たちも刺激を受けるかもしれない。
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