本場大島紬クイーン・讃井ゆかりさんが紡いでいく伝統美
大島紬のよさ、伝えて欲しい
「本場大島紬」の魅力を発信する、「本場大島紬クイーン」。
今年のクイーン、讃井ゆかり(さぬい ゆかり)さんが応募を呼びかけるために、MBCにいらっしゃいました。
クイーンは、本場大島紬織物協同組合が募集しています。「本場大島紬」の魅力を国内外にPRするために、毎年開催されています。
これまで毎年、3人のクイーンが選ばれ、任期は1年でした。
来年からは、クイーンが2人になりますが、任期は2年になるそうです。また、讃井さんたち3人も、任期を1年延ばすことになったそうです。2018年は、クイーン5人で活動することになります。
本場大島紬織物協同組合・鮫島さん「クイーンの任期が1年だと、大島紬の良さや魅力を感じた頃に任期がきてしまう。もったいないなと」。
2017クイーン・讃井さん「任期が2年になった事で、大島紬の良さを伝える機会も増えると思います。この1年、さまざまなイベントに参加させていただきました。その経験を次のクイーンに伝えることが出来るようになります」。
クイーンたちは、組合が行うイベントやファッションショーなどで、大島紬のよさをPRしています。
応募資格は、鹿児島県在住の女性で18歳以上の方。既婚・未婚は問いません。
明治維新150年。鹿児島の年に、讃井さんたちと一緒に、鹿児島の伝統美を伝える一員になりませんか?
詳しくはホームページを御覧ください。
イベント名 | 2018年度 本場大島紬クィーン募集中 |
最終選考会 (着物審査) |
本場大島紬フェスティバルにて |
場所 | かごしま県民交流センター |
日程 | 平成29年12月2日(土) |
着物を「機会があれば着てみたい」から、もっと「カジュアル」な存在に!
今回のインタビュー。讃井さんが着ていたのは、光沢のある「白い大島紬」✨
着物独特の“重み”を感じさせず、フワッと柔らかく見えます!
鮫島さん「大島紬と聞くと、泥染めの渋い色(艶のある黒や、藍色)をイメージする方も多いですが、若い方も気軽に着ていただける白色もあるんです」
讃井さん「とても軽くて動きやすいんです😊一年を通して着ていただけます」
鮫島さん「“軽さ”は特徴のひとつでもあるんです。振り袖を着たことがある方は、どうしても“重たい・苦しい”と、窮屈な思いをしたことがあるかもしれません。大島紬を着ると、まず軽さにに驚くと思います。着物よりも、浴衣を着る感覚に近い“軽さ”です。」
讃井さん「帯の色で遊んでいただけるので、もっと気軽に着てもらえたら。(実際に着てもらうことで)品質にも納得されると思います」
本場大島紬織物協同組合では、大島紬の良さを若い方にも知ってもらうために、「本場大島紬フェスティバル」を開催します。来月29日から。場所は、かごしま県民交流センター6階。ギャラリースペースにリニューアルしてから、初の本格的なイベントになるそうです。
イベント名 | 本場大島紬フェスティバル |
開催場所 | かごしま県民交流センター6階 |
開催日 | 2017年11月29日 ~ 2017年12月3日 |
お問い合わせ | 本場大島紬織物協同組合 |
鮫島さん「組合では大島紬の着付けイベントなどを定期的に開催しています。毎回、たくさんの方が応募されます」
讃井さん「きっと、みなさん“着物を着たい”という気持ちはあると思うんです」
「特別な時」だけではない、もっとカジュアルに「着物・大島紬」を着てもらいたい・・・
鮫島さん「着物を購入となると勇気が入りますよね・・・😅」
讃井さん「もし、おばあちゃんのお家に眠っている“着物”があったら、ぜひ着てもらいたいです。」
大島紬クイーンとして活動する中で、着物の存在が身近になり、大島紬の歴史を知ったからこそ、多くの方に「着物」を手に取ってもらいたい・・・讃井さんの言葉には、“着物愛”が込められています。
国境を超えて“感動を与える”大島紬
讃井さんは、上海で行われた「鹿児島Fair」で、大島紬をPR。
現地では3日間の「着付け体験」を開催したそうです。
その時も、行列ができるほどの大盛況ぶり!「軽い」「シワができない!」「きめ細やかな柄に感動しました」と、上海の女性たちに、肌で大島紬の良さを感じてもらえたそうです。
詳しくは、大島紬クイーンのみなさんが更新している、ブログをチェック!
ブログ | 大島紬クイーンブログ「上海/鹿児島県特産品プロモーション」御報告 |
11月は、「本場大島紬フェスティバル」
12月は「2018年度 本場大島紬クィーン」
イベントだけではなく、テレビ・ネットでも、鹿児島の伝統美「大島紬」の魅力を伝える「大島紬クイーン」を目にする機会が増えるのではないでしょうか。
その時は、大島紬クイーンの“着物愛”と、大島紬の品質に、ぜひ触れてみてくださいね。