決勝は鹿児島工業VS加治木工業に! 高校ラグビー 花園県予選
高校生ラガーマンの聖地「花園」出場をかけた全国高校ラグビー鹿児島県予選は11月1日に準決勝が行われました。
2試合とも1トライ、1ゴール、1点を争う激闘となりました。
第1試合では鹿児島工業と鹿児島玉龍が対戦。
1月に行われた新人戦でも対戦した両校、その時は17対10で鹿児島工業が制しています。
雪辱を誓い、それからの間「1トライ1ゴールを埋めるために頑張ってきた」という玉龍ですが、先制点を奪われると14対5と鹿児島工業にリードを許し、試合を折り返します。
それでも後半、フォワードの力強さで巻き返すと、試合は徐々に玉龍ペースに。しかし、鹿児島工業が最後は粘り強く守り切りノーサイド。19対12で勝利した鹿児島工業が、2年ぶりの決勝進出を決めました。
準決勝第2試合は、3連覇を狙う鹿児島実業と加治木工業が対戦。
去年の決勝と同じ顔合わせになった一戦は、前半18分、パスを繋いで左サイドを抜けた加治木工業・浜砂がトライ。加治木工業が先制します。
その後、互いに1トライずつ奪い12対7と、加治木工業リードで迎えた後半22分。加治木工業は、相手の反則からペナルティーゴールを選択します。
決めれば1トライ1ゴールでも追いつかれない8点差にできる大事な場面。浜砂がペナルティーゴールを成功させ15対7とリードを広げます。
それでも3連覇へ諦めない鹿実は、フォワードが粘り強く押し込みトライ。
そして、コンバージョンゴールも決まって1点差に。残り時間わずか…鹿実は最後まで走りましたが、あと1点が遠く試合終了。15対14で勝利した加治木工業が2年連続の決勝進出を決めました。
試合後、鹿児島実業3年の横溝優真主将は「絶対にひっくり返すという気持ちで後半臨んだが、あと1点届かなくて・・・。最後の1点差というのが大きくて悔しいです。冬は何が起こるか分からないので後輩たちにはあすから全力で来年に向けて頑張ってほしいと伝えたい」と大粒の涙を流しながら話しました。
「花園」までは、あと1勝。
鹿児島工業対加治木工業の鹿児島県高校ラグビー大会決勝戦は11月5日(土)の12時05分から白波スタジアムで行われ、MBCテレビでは実況生中継でお送りします。