U20世界陸上・競歩日本代表に鹿児島の2人の高校生!

2024年のパリ五輪など、国際大会で活躍できる選手の育成を目的に編成・派遣される、20歳以下の世界陸上の競歩・日本代表に、鹿児島の高校生二人が選ばれました。

「U20世界陸上競技選手権大会」の日本代表に選ばれたのは、鹿児島女子高校2年の大山藍選手と鹿児島工業高校3年の下池将多郎選手です。
大山藍選手は2022年5月行われた県高校総体で22分10秒30で優勝し、鹿児島県記録を更新。競技歴たった1年で3分半以上タイムを縮めるなど、成長著しい選手です。元々は中・長距離の選手ですが、けがのリハビリを目的に競歩を始めたところ「好きになって」、いまでは県記録保持者で日本代表選手にまで成長しました。
大山藍選手は「この冬は、長い時は10キロ以上は歩いていたので、それが今につながっていると思います。自分にも出来ることがあるんだなと思うので、みんなの期待に答えられるように頑張っていきたいと思っています。」と話していました。

一方、鹿児島工業高校3年の下池将多郎選手。去年のインターハイで全国3位に入った実力者は、高校最後の年のインターハイ優勝に向けて、監督と二人三脚で歩んできました。練習内容も自分で考え、日々の練習に取り入れるなど工夫を続ける下池選手は「高校最後の年なのでインターハイでの日本一と悩んだが、この国際大会に出られるのも一度しかないチャンスだし、自分が成長するためにこちらを選んだ。大会では、競歩での自分の世界での立ち位置を知ると同時に、世界で戦える部分を見つけたいです。」と、さらに先を見据えていました。

今回の日本代表は短距離・跳躍なども含め全35人で、高校生は5人だけ。その中の二人が鹿児島からという快挙にもなりました。
「U20世界陸上競技選手権大会」は8月1日から南米・コロンビアのカリで行われます。

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