鹿児島実業が連覇で「花園」へ! 高校ラグビー 


高校ラガーマンの聖地・花園を目指す高校ラグビーの県予選決勝が11月15日、鹿児島市の県立サッカー・ラグビー場で行われ、鹿児島実業が2連覇を果たしました。

決勝は、連覇を狙う緑のジャージ鹿児島実業と、43年ぶりの優勝を目指す赤のジャージ加治木工業の対戦に。
試合は前半6分、鹿実3年・FB伊地知が持ち前のステップで抜け先制のトライ。さらに前半13分には、1年・SO今泉が判断よく持ちこみトライを決めると、その後のコンバージョンキックも決まり、14対3とリードを広げます。

(華麗なステップから先制トライを決める 鹿実3年・FB伊知地啓匡選手)

それでも、ことしの新人戦・総体戦と、決勝で鹿実に敗れ涙をのんできた加治木工業は意地をみせます。前半16分。相手の反則から得た、およそ50メートルの難しいペナルティキックをキャプテンの時任が決めると、その後、何度もゴールライン付近まで攻めます。しかし、鹿実も粘りのディフェンスを見せトライを許しません。前半は、一進一退の攻防が続き14対6と鹿実の8点リードで試合を折り返します。

(およそ50mのペナルティーキックを決めた 加治木工業3年・SO時任凜空キャプテン)

しかし後半、地力に勝る鹿実が5トライを重ね突き放すと、固い守備もみせ後半は無失点。
49対6で加治木工業を下した鹿児島実業が2年連続21回目の「花園」出場を決めました。

試合後、鹿児島実業の藥丸兼臣キャプテンは、「前半は、相手の気迫あるプレーに非常に苦戦して、ボールをつなげず焦ってしまった部分があったが、後半は自分たちの強みが出せて良かった。去年はベスト16を目指していたが2回戦で敗れてしまったので、今年は去年の借りを返したい」と力強い眼差しで語ってくれました。

(試合後インタビューに答える 鹿児島実業 藥丸兼臣キャプテン)

全国高校ラグビー大会は、来月27日、大阪府・東大阪市の花園ラグビー場で開幕します。

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