夏の王者・樟南が好スタート! 高校野球秋の県大会


来年春の「センバツ大会」へとつながる九州大会出場をかけた、秋の県大会が9月25日に開幕。
新型コロナの影響で満足な練習ができていなかった選手たちですが、大会3日目も熱戦が繰り広げられました。

九州大会出場権2枠を争う、新チームでの最初の公式戦「秋の県大会」は、新型コロナ対策として、指導者・選手のみの原則無観客で開催されています。大会3日目の27日の平和リース球場での第2試合は、夏の甲子園に県代表として出場した樟南と鹿児島水産が対戦しました。

(試合後インタビューに答える、樟南高校・町北周真主将)

スタメン9人のうち6人が甲子園経験メンバーの樟南は初回、鹿児島水産先発・稲留の立ち上がりを攻め4点を先制。投げては、樟南先発・永吉が直球主体のテンポの良いピッチングで、鹿児島水産打線を抑えます。3回表には樟南1番打者・西窪からの5連打などで一挙に6得点。打線がつながり12対0とリードを大きく広げます。
意地を見せたい鹿児島水産は3回ウラ、2アウトからの連打で2塁・1塁とチャンスを作ると、続く2番・嶋岡が二遊間を抜けるタイムリーを放ち2点を返しますが、反撃もここまで。13対2(5回コールド)で、樟南が鹿児島水産を破り、2回戦進出を決めました。

試合後、樟南高校の町北周真主将は「コロナの影響で練習時間が少なく、不満を漏らす選手もいたが、各自寮でバットを振るなどして練習不足をカバーできていると思うし、チームの雰囲気はいいと思う。練習通り、初球から思い切って振れたのは良かった」と話しました。

大会3日目、その他の結果です。
【平和リース球場(県立球場)】
尚志館   8−1 武岡台  (8回コールド)
樟南   13−2 鹿児島水産(5回コールド)
鹿児島実業 8−1 松陽   (7回コールド)

【市民球場】
連合1(志学館・秀学館・明桜館・鹿高特支)18−8 連合2(加世田常潤・川辺・古仁屋)(8回コールド)
鹿児島南 10−0 曽於   (5回コールド)
甲南    5−2 連合4(出水商業・薩摩中央・鶴翔)

なお、県高野連は30日に予定されている2回戦からは、学校職員と保護者に限り入場を認めると発表しました。
ただ、一般客の入場はできないのでご注意ください。

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