中学時代からの思いを胸に 夏の鹿児島大会10日目


甲子園を目指し熱戦が続く、高校野球・鹿児島大会。
大会10日目の7月12日までが2回戦。ベスト16入りをかけて最後の4試合が行われました。

平和リース球場での2回戦最後の試合は、第7シード・枕崎に、全員が同じ中学校出身の喜界が挑む一戦。
試合は初回、喜界が枕崎の2年生エース・横原を攻め立てます。先頭の竹下が2ベースで出塁。その後2アウト3塁となり2年生の4番・盛を迎えますが、センターフライに倒れチャンスを活かせません。

するとそのウラ枕崎が反撃。同じく2アウト3塁の場面で、4番・園田が枕崎・村田のストレートをとらえ左中間へのタイムリー2ベース。4番の一振りで枕崎が先制します。

試合はその後、互いに点を奪い合い6対3と枕崎が3点リードで最終回に。喜界はこの回先頭の三浦が1・2塁間を抜けるヒットで出塁すると、得点圏へと進み、バッターボックスにはキャプテン富田。富田がセカンドの頭上を越えるセンター前ヒットを放ち、2点差に詰め寄ります。なおも2アウト1塁の場面で迎えるは、初回のチャンスで凡退した4番・盛。しかし最後は、枕崎・横原の前に空振り三振。
喜界は、枕崎の9安打を上回る11安打を放ったものの、あと1本が出ず。枕崎が6対4で接戦を制しました。

試合後、喜界・先発の村田と中学時代からバッテリーを組んでいた、2年生の盛は「3年生と一緒に甲子園に行くという中学からの目標があったので、自分が最後のバッターであと1本を打てなかったのが悔しい。」と噛みしめながら語りました。
また、最後の円陣で富田キャプテンは「1・2年生のおかげで単独で出場できた、ありがとう。全校応援に進んだら、3年生3人で応援に行きます」と涙をながしながら後輩たちへエールを送りました。

その他の結果です。ベスト16が出揃い、7月13日から3回戦が行われます。

【平和リース球場】
れいめい  9-1国分中央(7回コールド)
枕崎    6-4 喜界

【市民球場】
鹿屋工業   2-1 国分
鹿児島実業10×-0 出水商業(5回コールド)

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