上位相手に2連勝で6位に浮上 ユナイテッドFC

サッカーJ3の鹿児島ユナイテッドFCは、10月7日にアウェーでガイナーレ鳥取と対戦。
相手の反撃を振り切り3対1で勝利し、上位チーム相手に2連勝。順位を1つ上げ6位になりました。

ここまで7位につけるユナイテッドFCは、アウェーで5位のガイナーレ鳥取と対戦。前半戦の対戦では悔しい敗れ方をした相手に、前節の上位・藤枝戦での勝利から中3日で臨みました。

試合は開始直後に動きます。ユナイテッドFCは前半2分、相手のバックパスのミスを見逃さなかった牛之浜がスプリントを掛けてボールを奪うと、ゴール前にマイナスのパスを送り、最後は、馬場が落ち着いて決めて先制に成功します。この後、鳥取の高い位置からのプレスに苦しむ時間もありましたが、前半26分には、牛之浜からの縦パスを受けた砂森が左サイド深い位置から中央へボールを送り、枝本がダイレクトで合わせて追加点を奪います。このまま流れをつかむかに思われましたが、前半終盤は、追いかける鳥取ペースで試合が進み、前半終了間際に1点返され、2対1で試合を折り返します。

「次の1点が大事なのではなく、後半45分全てが大事になる」とハーフタイムに声を掛けた金監督。
後半は、立ち上がりから一進一退の攻防が続き、ユナイテッドFCは粘り強く守ってチャンスを作ろうとします。金監督が積極的に選手交代枠を使うなか、後半37分には、前回の鳥取戦で怪我をして戦線離脱していた水本を16試合ぶりにピッチに送ります。交代で入った4人それぞれが、任されたポジションで良い動きを見せると、試合終了間際でした。相手のクリアを止めに行ったニウドがボールを跳ね返し、こぼれ球に反応した途中出場の三宅が左足を振り抜き追加点。
結局、3対1でユナイテッドFCが上位・鳥取に勝利し2連勝、順位を6位に上げました。
またJ2昇格ライン上の2位・熊本が敗れた為、ユナイテッドFCとJ2昇格ラインチームとの勝点差が8から5に縮まりました。

試合後、金鍾成監督は「いまは、選手たちが一試合一試合で力を出し切ることが大事で、それが出来たことが勝利につながった。」と、戦術や内容よりも気持ちを前面に押し出して戦うことの大切さを勝因に上げました。

また、途中出場ながら16試合ぶりにピッチに立った水本選手は「スタメンだけでなく、途中出場の選手も結果を残せたことがチームにとっては大きい。後半戦に入ってチームが『戦う集団』になったのを感じる。次の対戦相手・岐阜は(前半戦の)ホーム戦で0対4で負けた相手なので、その悔しさを晴らしたい。」と力強く語りました。

ユナイテッドFCの次の試合は、中3日の10月11日。
上位チームとの3連戦の最終戦、アウェーで4位のFC岐阜と対戦します。

【2020J3順位表 第20節終了時(10月7日現在)

>>>>>>>>>>>>>>>>勝点   得失点
1位 ブラウブリッツ秋田    47   +26
2位 AC長野パルセイロ    38   +16
========J2昇格ライン=========
3位 ロアッソ熊本       38   +12
4位 FC岐阜         37   +12
5位 SC相模原        35     0
6位 鹿児島ユナイテッドFC  33    +6
7位 ガイナーレ鳥取      33    +4
8位 藤枝MYFC       30    +2
※以下省略 青チームは1試合消化数が少ないチーム

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