1ヶ月半ぶりのホーム白星で暫定7位浮上 ユナイテッドFC
サッカーJ3の鹿児島ユナイテッドFCは8月22日に、ホーム・白波スタジアムでアスルクラロ沼津と対戦。一旦はリードを許すも3対2で勝利しホームゲーム1ヶ月半ぶりの白星で順位を上げました。
ここまで9位につける鹿児島ユナイテッドFCは、11位のアスルクラロ沼津と対戦。
金鍾成監督は4試合ぶりの復帰となるMF牛之浜と、前節は途中出場だったDF岡本を先発でピッチに送り、布陣を変えて臨みます。
立ち上がり、両チームが主導権を握ろうとボールをつなぐ中、試合が動いたのは前半12分。
ユナイテッドFCは右サイドからのコーナーキックのチャンスにキッカーの五領が中央の米澤を狙い、これにヘディングで完璧に合わせた米澤。米澤の3試合連続ゴールでユナイテッドFCが先制します。
勢いに乗ったユナイテッドFCは、パスをつなぎ、人数をかけた攻撃で何度もチャンスを作りますが、追加点を奪いきれません。
すると前半28分・34分と立て続けに相手に得点を許し、1対2と逆転されてしまいます。
ハーフタイムには「逆転して勝ち切るチームを、いま作ろう」と選手を送り出した金鍾成監督。
次の1点が試合の鍵を握るなか、後半5分。ユナイテッドFCは後半から入ったFW馬場がカウンター攻撃の縦パスに反応し、ドリブルで相手陣内を進むとペナルティーエリア内で倒されPKを獲得。これを任された米澤が冷静に左隅に決め、ユナイテッドFCが同点に追いつきます。
この反則で沼津は退場者を出し一人少ない状態に。数的優位となったユナイテッドFCは、殆どの時間を相手陣内での攻撃に費やしますが、勝ち越しの1点が遠い状態が続きます。それでも後半38分、左サイドから中原が中央に上げたボールに酒本が相手DFと競るなかでゴールが生まれ、勝ち越します。この後も、最後までホームゲーム白星への執念を見せたユナイテッドFCが3対2で勝利しました。
ホーム戦1ヶ月半ぶり(第2節の讃岐戦以来)の白星で勝点を積み上げたユナイテッドFCは、暫定で7位※に浮上しました。
次の試合は今月29日(土)、アウェーで勝点で並ぶ藤枝MYFCと対戦します。
※J3第10節において雷で試合中止があったため、暫定順位となります。