橋本選手(鹿屋体大卒)が東京五輪代表内定

(橋本選手・大学4年時の取材から)

来年に延期された東京オリンピックの自転車競技・男子オムニアム日本代表に鹿屋体育大学出身の橋本英也選手が内定しました。

これは6月4日に日本自転車競技連盟がウェブ会見を開き、明らかにしたものです。
オリンピック代表に初めて選出された橋本英也選手(26)は岐阜県出身。鹿屋体大在学時は、全日本大学選手権(インカレ)の中・長距離種目で活躍。さらに、3年次には日本代表として「アジア大会」のオムニアム競技で優勝するなど力を着けていきました。

(鹿屋体大時代はインカレ中・長距離で活躍)

現在は、自転車の国内トップ選手が集う「チームブリヂストンサイクリング」に所属し、ケイリン選手としても活動。2019年12月に行われた世界大会・トラックワールドカップニュージーランド大会のオムニアム競技で4位に入ったことなどが評価され、自転車トラック種目日本代表6人の内のひとりに選出されました。

(代表発表会見で質問に答える橋本選手)

橋本英也選手は会見で「4種目で争われるオムニアムの前半3種目で金メダルを取れる位置につけて、メダル獲得を目指したい。自分には3つの地元があって、生まれ育った岐阜、大学の鹿児島、そして、東京五輪会場の静岡だと思っている。新型コロナウイルスで大変な時期だと思うが、感動を与えられる走りをしたいと思っています。」と東京オリンピックへの思いを語りました。

大学時代の恩師、黒川剛監督は「4年前のリオデジャネイロ五輪のときには、僅差で出場を逃して落胆した姿を見ていただけに、この4年間の積み上げが代表決定につながり安堵しました。自転車競技部からはこれまでにも代表を輩出しましたが、橋本には初めてメダルが狙える力があると分析しています。本当の勝負はこれからで、延期になった時間を味方につけしっかりレベルアップして世界の頂点を狙って欲しいです。」とコメントを発表しました。
鹿屋体育大学自転車競技部にとってはオリンピック3大会連続の日本代表輩出で、5人目の代表選手が生まれることになります。

関連記事一覧