敗戦の中にも「充実感」 全九州高校新人ラグビー
かごしま国体のリハーサルも兼ねてさつま町で行われている「全九州高校新人ラグビー大会」。
県第1代表の鹿児島実業が、決勝進出を掛けて強豪・東福岡と対戦しました。
ベスト4進出で、8年ぶりの全国選抜大会出場を決めた赤のジャージ鹿児島実業は、年始の花園大会で全国ベスト4、オレンジのジャージ・東福岡と対戦。立ち上がり、鹿実はボールを回し相手陣内に攻め入ろうとしますが、出足の鋭いディフェンスに阻まれ前に出ることが出来ません。逆に前半3分、相手のスピードとテクニックについていけず先制トライを奪われます。
この後、相手の厚みのある攻撃にディフェンスで粘りを見せた鹿実ですが、体格と技術で上回る相手に前半で3つ、後半で4つのトライを奪われリードを広げられます。試合時間、残り2分を切って、鹿実は相手ゴール前でチャンスを迎えますが、トライは奪えず。
結局、0対48で敗れましたが、選手たちは強豪校との対戦でつかんだものがありました。
試合後、山下毅キャプテン(2年)は「ディフェンスの面では通用することもあった。アタックの面を修正して、3月の全国選抜大会に臨みたい。」と充実した表情で話しました。
鹿児島実業は2月26日に、3位決定戦で大分東明と対戦します。