決勝は玉龍vs鹿工! 高校ラグビー・花園予選
高校ラガーマンの憧れ「花園」出場を目指す県予選。
11月3日に鹿児島市で準決勝2試合が行われ、決勝進出チームが決まりました。
第1試合では、新チームになってから15人制の公式戦負けなしで12年ぶりの優勝を狙う鹿児島玉龍と、単独チームでは初の準決勝進出を果たした鹿児島情報が対戦。
試合はすぐに動き出します。前半2分、玉龍はテンポ良く攻撃繰り返しトライに成功。これで勢いに乗った玉龍は、前半だけで8つのトライを重ね50対0とリードを広げます。
ラグビー熱も高まり、スタンドに多くの観客が詰め掛けるなか、反撃したい情報は、固いディフェンスを見せる玉龍に対し、キックを使って攻撃を仕掛けますがトライならず。結局、後半にも8トライを奪った玉龍が98対0で完勝。12年ぶりの優勝に向け力強さを見せました。
第2試合は、去年のこの大会の決勝戦と同じ対戦で、雪辱を誓う鹿児島工業と6連覇を狙う鹿児島実業がぶつかりました。
(「オフロードパス」も決まる!)
工業は前半3分に、敵陣22mライン付近での相手反則のペナルティーでキックを選択。去年、悔しい思いをした3年の杉崎がPGを決め先制に成功します。さらに前半15分には、ゴール前でのスクラムからボールを持ち出し、トライを奪った工業。これで10対0とリードしますが1・2年生主体の鹿実が連続攻撃をしかけ流れを渡しません。
すると後半5分、鹿実が強みのバックスへの展開からトライを奪い10対7と接戦に持ち込みます。両者譲らぬ戦いを決めたのは、後半17分にゴールライン上の攻防を制した工業。後半28分にもトライを奪い22対7で決勝進出を決めました。
【大会4日目:4回戦・準決勝の結果】
鹿児島玉龍 98-0 鹿児島情報
鹿児島工業 22-7 鹿児島実業
決勝戦は11月10日(日)に白波スタジアムで行われ、午後1時5分キックオフ。
MBCでは午後1時からインターネット生中継で、午後3時57分からはテレビ中継でお伝えします。ゲストにラグビーワールドカップ日本代表で鹿児島市出身の中村亮土選手をお迎えします。
【決勝】 11月10日(日) 白波スタジアム(鴨池陸上競技場・鹿児島市)
13:05~ 鹿児島玉龍 対 鹿児島工業