ユナイテッドFC 逆転勝利で18位に浮上!
サッカーJ2の鹿児島ユナイテッドFCは8月17日のホーム戦で愛媛FC相手に逆転で勝利し、順位を18位に上げました。
J3自動降格圏が目前に迫る20位につける鹿児島ユナイテッドFCは、3連勝と勢いに乗る14位の愛媛FCと対戦。夏の補強戦力の発表が続くなか、先週チームへの加入が発表されたばかりのブラジル人FW・ルカオ選手が1トップに、またFW・萱沼選手が14試合振りに先発のピッチに送られます。
前半、ユナイテッドFCは前線からプレスをかけボールを奪うと、初先発のルカオがボールをキープしチャンスを作るなど、新たな攻撃の形も見せます。一方、7試合連続で失点している守備面では、互いに声を掛け、カバーしあうなど、相手にチャンスを作らせません。
試合が動いたのは前半19分、ボールを奪われた後の速攻で先制を許してしまいます。さらに、後半の立ち上がりにも追加点を許し、2点を追う形になったユナイテッドFC。
後半17分に前節で流れを変える活躍を見せた韓と五領を投入すると金監督の采配通り攻撃が活性化。
後半20分にはゴール前の混戦から、最後はその韓がゴールを奪い反撃開始。3分後には、五領のFKが相手のオウンゴールを誘い同点に。スタジアムにもホームの雰囲気が戻ります。さらに後半33分のFKのチャンス、五領が「相手GKが位置を変えるのが見えた」と冷静にゴール右隅を射抜き逆転。
「この雰囲気には勝てない」と相手が語るほどスタンドが熱くなるなか、さらに5分後、牛之浜が3試合連続となるゴールを決めて勝負あり。
ユナイテッドFCが4対2の逆転勝ちをおさめ、18位に浮上しました。
試合後、金鍾成監督は
「選手たちが落ち着いて冷静に試合を見ていた。コミュニケーションをしっかりと取れていたのが良かった。ここまでトレーニングしてきたものが出始めて、やりたかった形が出来てきている。」と勝利をかみ締めました。
チーム内での新加入の戦力と既存の戦力の切磋琢磨も続くユナイテッドFC。
これで順位は18位に浮上し、他のチームより1試合消化試合が少ない中で、J3自動降格圏の20位から、少し離れることができました。
次の試合は、今月24日。アウェー3連戦の初戦で横浜FCと対戦します。