能勢選手(鹿児島南2年)が円盤投で大会新! 県総体・陸上3日目 

今年夏に鹿児島を中心に南九州4県で開催される「全国高校総体・インターハイ」出場をかけて熱戦が続く県高校総体。5月29日に開幕した陸上競技は、全国大会につながる「南九州大会」の出場権を争っています。

鹿児島市の白波スタジアムで行われている陸上競技。
3日目の5月31日は、雨が降るなかで争われました。

男子円盤投げ決勝。トップ8に残った中で、一番の記録を出していたのは、鹿児島南2年の能勢未夏海選手。今シーズンに出した記録から、大会記録更新に期待が寄せられていました。

(雨にも負けず、自分の投擲を続けた能勢)

ただ、「少し前から投擲のフォームが崩れていて、練習でも記録が伸びず、不安が残る中で迎えた大会でした。」と、能勢選手。
フォームの不安に加え、雨という悪条件でしたが、徐々に記録を伸ばす能勢選手は5投目に43m36を投げ大会新記録をマークし優勝しました。試合後、能勢未夏海選手は「前日のやり投げで負け、その悔しさを糧に今日の試合に臨んだのが結果につながりました。全国大会がかかる南九州大会では、2位以内を目指し、インターハイでも決勝に残れるように頑張って、迷惑を掛けてきた親に恩返しできればと思っている。」と、これからの思いを熱く語りました。

一方、男子5000mは、終盤まで熾烈な争いに。残り1000mで6人に絞られた優勝争い。
先頭は、鹿児島実業2年の徳丸寛太選手。追うのは樟南3年で1500mでも優勝した山内健登選手。残り300m、ラストスパート勝負を掛けた山内が、3年生の意地を見せ優勝しました。

県高校総体・陸上は、6月1日が最終日。
各種目6位までに入った選手らが、インターハイにつながる南九州大会に出場します。

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